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カテゴリ:こんな映画&テレビを見ました!
先だって、友人に誘われて映画「愛についてのキンゼイレポート」を見に行きました。
単に「性に対するタブーを破る」という単純な内容ではなく、いろんなテーマが描かれていました。 キンゼイ博士と父親との確執、宗教、パーソナリティの問題、人間の弱さ、社会など。 映画が始まってすぐにキンゼイ博士がインタビューの指導をしているシーンで徹底して判断を下さない、偏見をもたないインタビュー法が描かれていましたが、仕事がらものすごく見入ってしまいました。 大量のインタビューをかさね、生物学者としてタマバチの研究をしたときに見出した「ひとつとして同じものがない、人間も誰一人として同じ人はいない、違うことがあたりまえ」に到達する。 そして、徹底したレポートの統計のあとで、「愛ははかれない」のセリフ。 結局、統計も、心理分析も、帰無仮説のためにあるものなのかもしれない。 キンゼイ博士自身も、最後に登場するレポートを読んだ一人の女性も、自分は”only one”な存在だと認識することで危機を乗り越えていく。 やっぱり、人ってアナログだということを忘れてはいけない!うんうん。 映画をみた後は、内容の濃さと衝撃的な映像もあって、友達とカフェでしばし”ぼ~”としていました。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.22 12:32:30
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