|
劇10『トリツカレ男』赤坂ACTシアター(A-19)2012.2.26(日)14時 ヒロイン星野真里とトト金子貴俊を迎えてキャラメルボックス・ファンタジー。
2007年初演から5年ぶりの再演。 初演も観ましたが、もうそんなに経ちましたか。 今回は、二人の客演を迎えての再演。 しかも劇団初の赤坂ACTシアター! ヒロイン・ペチカ役の星野真里(好きです!)は、 美少女にメガネ、カタコトの日本語、という最強の「カワイイ」条件設定! もう一人の客演、金子貴俊は、ハツカネズミのトト役。 軽妙な語り口とコミカルな演技だけではなくて、 主人公ジョゼッペとの掛合いも楽しくて、 本当に二人で一人の相棒という感じがイイ。 そして、渡邊安理のインコも楽しくて、好きです。 リズミカルでおしゃべりなキャラクターが最高です。 「でもスリーサイズは聞かないでね。全部同じだから…。 って、ウケるーー!これバードギャグ!バードギャグ!!」(うろ覚え) 登場人物は悪役のギャングボスさえも、みんな、基本的にはイイヒトで、 ジョゼッペの小学生の姪っ子さえも、手踊りカエルを片手に いちいち小生意気なセリフを言って笑うといった具合に それでもジョゼッペは、ある人物にトリツカレて、追いつめられて、 このクライマックスが切なくて、苦しくて、泣けました。 全体的に、明るく楽しいんですが、でも良く考えるとそれだけではない。 際限なく、どこまでもトリツカレて、ボロボロになっていく男の物語--- ある意味、悲劇にも成り得る、その悲壮感を、ナルシズムを 「楽しむ」こともできる物語なんですね。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m
[原案・原作]いしいしんじ [劇作・脚本・演出]成井豊 [出演]畑中智行、星野真里、西川浩幸、岡田さつき、三浦剛、筒井俊作、左東広之、阿部丈二、渡邊安理、小多田直樹、林貴子、鍛治本大樹、小林春世、市川草太、金子貴俊、原田樹里、小笠原利弥、笹川亜矢奈、鈴木秀明 ☆
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.02 14:29:37
コメント(0) | コメントを書く
[演劇(観劇レビュー・劇場看板・CD・DVD)] カテゴリの最新記事
|
|