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劇46『 飛び加藤 ~幻惑使いの不惑の忍者~』シアタークリエ(2-23)2012.6.16(土)18時 日本伝統奇術「手妻」の使い手,忍者"飛び加藤"波乱万丈の冒険!筧さん得意のキャラ。
日本古来の伝統的奇術・手品「手妻」を使い、卓越した忍術で恐れられた伝説の伊賀忍者・「飛び加藤」こと加藤段蔵の活躍を描く。 実際の「手妻」の継承者、藤山新太郎を案内役にしたことで、講談のような独特の雰囲気がでて、まずその軽妙な語りが心地良く始まります。 天真爛漫なヒロインの佐津川愛美ちゃんは、あくまでもストレートでかわいらしく元気! ヒロインの役をのびのびと、バッチリ務めきってます。 そして、一目ぼれした相手を探すため、筧さんの忍者加藤を巻き込んで冒険の旅にでる。 筧さんは、もう「いつもの」得意のキャラクターそのまんまです。 でも、あのセリフの語り方は、いつ聞いてもいいですね。 軽くていい加減な三枚目、頼りになる優しいおじさん、でも哀しい過去がある。 対するライバルは三上さん、こちらは渋い役回り。 最大のポイントは、涼風真世さんの代わり身ぶり、老婆と若い女の演じ分けが見事です。 それぞれに適度にデフォルメされていて、全く違う声質も、声量も、さすがです! いい意味でアニメの声優のように、通る声が気持ちいいです。 笑いと、手品と、忍者アクション、ちょっぴり悲しい恋や顛末もあり、琴の生演奏もある、楽しく観れた娯楽編でした。 この辺の手堅い演出、まとめ振りは、さすが河原雅彦さんです。 「何でもちゃんとしたレベルで対応できてしまう。」 もう、演劇界の三池崇史と勝手に呼びたい。^^;) (蛇足) 手品の語源が「手妻」じゃないかと思ったのですが、パンフレットにもどこでも一切触れられていないので、偶然なんですかね…。 脚本 蒔田光治 演出 河原雅彦 出演 筧利夫、佐津川愛美、細田よしひこ、三上市朗、涼風真世、俵木藤汰、森戸宏明、六角慎司、西ノ園達大、山田悠介、窪寺昭、宇野まり絵、寺元健一郎、赤松真吾、小林大、藤山新太郎(特別出演) ☆ 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.07.19 15:05:46
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