映画『この子は邪悪』
ウサギ、怖わっ！
どの子が邪悪？！タイトルの真意はいかに
ヒロイン南沙良、母親役の桜井ユキが印象に残る
2022.9.3.グランドシネマサンシャイン
交通事故で植物状態になった母、顔に大きな火傷を負った妹、脚に障害が残った心理療法室を開く町医者の父を持つ若い女性が、とある少年と出会う。
少年の思わぬ行動に困惑させられると同時に、彼女の周辺で次第に不可解なことが起き始める。
タイトルからの想像は、一見無邪気な子供の実は意外な悪意があり、身の回りに不可解な事故が追い始める…なんていう安易な展開を考えてましたが、違いました。
冒頭から何やら不穏な空気が漂い、意識のない無表情な住民（これが怖い）が映されて、雰囲気はバッチリ。
そこに、白いマスクの少女！ウサギと戯れる若い女性。
暗めのファンタジーが徐々に展開する様は面白い。
そして少しずつ明かされる事実…。
ウサギ、怖わっ！
クライマックスの展開がいささか乱暴かなとは感じました。
ヒロイン南沙良、母親役の桜井ユキが印象に残る。
ただ、姉妹で交通事故当時から成長の度合いがちがいすぎないか？
姉が急に大人になってるのに、妹は小さいこのまま。
玉木宏は温和な表情が怖い。
ラスト、結局タイトルの、どの子が邪悪？だったか、観終わったときはわからなかった。
パンフのコメントや、他の人のレビューでやっとわかりました。
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