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いわぴいのドラマ日記

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November 2, 2005
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カテゴリ:ドラマ
 「こんなに穏やかな時間が私にも持てるんだ。そんな時悲しいほど幸せだった」というオープニングでの言葉の重みは、僕らが感じる以上に洋子にとっては大きなものだったんだろうと思いますね。そして、その幸せで穏やかな時間は片岡さんにとっても一瞬一瞬がかけがえのない宝物のような時間だったんだろうと思います。実際映像を見ていても理想的な幸せそうな時間でしたよね。誰もが夢見る午後のひと時だったんではないでしょうか?方おかけで過ごす時間と空間は、洋子にとって生まれて初めて大切にしたいと思える居場所なんでしょうねぇ。

 ただ、そんな幸せな時間の中でも確実に不安な動きはあるものなんですよね。たまたま柳沼が捕まえた窃盗犯が洋子の財布を拾っていたことで、彼には正体がばれてしまっていました。片岡家で「あいちゃん」として暮らしていきたいと考えている洋子にとっては受け入れたくない事実ですよねぇ・・・。そして、事実を知ってしまった柳沼にとってもなんとなく辛い事実のようでした。話すべきかどうか、悩んだ彼は結局自分の好きな女性の過去を調べだしましたね。刑事としての事件性よりも「彼女の過去を知りたい」という気持ちのほうが大きかったのではないでしょうか?どこに行っても影が薄い洋子の足跡をたどるにつれ、柳沼はさらに洋子への愛情を深めていったような気がします。

 そして、柳沼がそんな調べごとをしているとは知らない片岡家の面々は洋子が福引で当てた石和温泉で思い出作りをしてました。ただ、やっぱり洋子は自分が思い出したくない過去が眠る街なだけに居心地が悪そうでしたよね。なんとなくあの感じは判るような気がしてしまいました。旅館の女将だった愛ちゃんと再会しても彼女が洋子のことをおぼえていなかったときの洋子の悲しみは本当に耐えがたかったですね。ただ、洋子が子供たちの目の前で八つ当たりをしているのはどうかと思いましたけど・・・。

 洋子が八つ当たりをしていたときの片岡さんの気持ちを考えると複雑ですね。残り少ない命の中で大切な楽しい思い出を作るために温泉に来たことを考えると洋子のあの暴れ方は怒ってもいいような気もしましたが、彼女を諭すところなんかは、片岡さんの心の大きさを感じさせてくれました。子供たちがトランプをして遊んでいるのを暖かく、そして切なそうに見つめている玉置浩二の表情と愛ちゃんを諭す玉置浩二の悲しそうな表情がなんだかシンクロして泣けそうになってしまいました。

 今日は、和久井映見よりは小日向さんに笑わせてもらいましたね。成宮寛貴からは相談してもらえないし、房子さんと洋子の会話には入れないし、房子からは「泊まるの?」ときかれてしまうし、踏んだり蹴ったりでしたよね。それでも旅館の夜に片岡さんを心配しているところなんかは頼りないけどいい人なんだなあと感じさせてくれました。登場人物すべてが温かいので、どのシーンでも落ち着くことが出来るのがこのドラマのいいところかもしれませんね。

 さて、実家まで柳沼に突き止められたので、自分の正体についてばれてしまったことを感じた洋子でしたが、最後の柳沼の行動はどういうことなんでしょうね?辛い過去を知って今のままのほうが洋子にとって幸せだと判断したんでしょうか?片岡さんの病状もとても悪化しているようですし、来週からはどちらも目が離せない展開になって行きそうです。洋子も片岡も幸せになってほしいんですけどね。

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最終更新日  November 2, 2005 11:18:37 PM
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