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いわぴいのドラマ日記

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April 12, 2006
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カテゴリ:ドラマ
 幼い日にあきらめた夢を大人になってからもう一度トライするってなかなか難しいですよね。しかも自分の知っている人がその道の権威になっていたら余計に卑屈になってしまうような気もします。そんな中でもまたやってみようと考えた佳奈さんはなんだかうらやましいですね。

 それにしても佳奈さんの周りにはバレエに関するものがあふれているのにはびっくりしましたねぇ・・・。今まで気にしていなかっただけで結構身の回りにあるものなんでしょうか?今までバレエ教室の看板なんて見たこともありませんでしたし、バレエ好きの人を見たこともないんですが・・・。まあ、そんなこと言ってたらドラマにならないんですけどねぇ・・・。ただ、バレエが好きな人たちだったら近くにバレエ教室が出来たらはしゃいでしまう気持ちはよくわかるような気がしました。

 娘を私立中学に入れて家計を切り盛りするためにパートまでしている平凡な主婦の佳奈さんにとって、幼い日にロイヤルバレエ団に入ることを一緒に夢見た嵐子がそのプリマになってバレエ団まで作って頑張っていることはささやかな日々のなかで大きな誇りだったことでしょうね。その誇らしい友人の舞台を見ることができたことは彼女にとって大きな喜びだったことでしょう。偶然の再会では見事に忘れられていましたが・・・。そんなことはお構い無しに忘れていた情熱が呼び起こされてしまったんでしょうね。

 ただ、家庭では母親として妻として忙殺されてしまう日々に近くに出来たバレエ教室の掃除婦になることで自分を慰めている彼女の姿はやっぱり切なかったですね。普通の主婦でも好きなことを自由に出来る環境にあこがれるのは当然だと思います。バレエにかかわれることがとてつもなくうれしいと言う佳奈さんの姿は微笑ましいものでした。

 パート先の店長である加藤雅也がまた三枚目役で出演しているのには笑わされてしまいましたね。ジャージ姿で踊る様子は「私の見解によりますと・・・」並みにおかしかったです。しかも体が硬くてねじり鉢巻しているところなんかは普通のその辺のおじさんみたいでしたよね。最も顔のつくりが違うんですけど・・・。

 バレエを嫌いかけていた嵐子の息子まで加わってバレエ教室がにぎやかになってきたのはなんだか無性にうれしかったですね。先生がとても楽しくバレエを教えている様子は彼が心からバレエを愛している様子が伺えるような気がしました。プリマとして世界のトップまで上り詰めた嵐子の張り詰めた姿とは全く対照的でしたよね。どんなものでも楽しめたほうがよりうまくなるような気がするんですけどねぇ・・・。

 ただ、嵐子にも寿命という大きな壁が立ちはだかっているみたいですよね。だからこそ息子の将来の姿を見極めるためにあんなに必死になっているんでしょう。佳奈さんに投げつけた「途中で投げ出すとこんな風になる」という感じの冷たい言葉はその気持ちが八つ当たり的に出てしまった証拠なんでしょうね。二人の関係が修復することがあるのか、そして再びバレエを始めた佳奈さんが舞台に立つ日がやってくるのかどうか、楽しみですね。それにしても旦那さん、かなりひどいですね。黒木瞳は今でもずいぶんいけてる女性だと思うんですが・・・。

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最終更新日  April 13, 2006 07:54:50 PM
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