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カテゴリ:音楽
「きょうの1曲」 いやぁ、ヒマつぶしには最適だわぁ 「 YouTube 」。 ヒマじゃないときにかぎって どんどこ見たくなるのが難点だけど。 やっぱり「懐かしの・・・」という感じで どうしても検索してしまうなぁ。 で、見つけた、「懐かしの」一曲。 Johnny Winter 『 Johnny B. Goode 』 この曲を聞くと 頭突きで英単語を覚えたという 学生時代の友人を思い出す。 大学1年のとき、同じクラスになった彼は 大のハード・ロック好きで 東京体育館(今はもうないのかな?)での レインボーのコンサートに一緒に行って リッチーお約束のギターぶっ壊しに熱狂した。 その友人宅へ遊びに行ったときのこと。 彼の自宅は横浜の瀟洒な住宅街にあった。 広い庭の片隅に建てられた 四畳半くらいの離れが彼の部屋。 受験勉強用に作ってもらったそうな。 都会の受験生は違う。 その部屋でロックを大音量で聞きながら ノリノリで受験勉強をしたそうな。 やっぱ、都会の受験生は違う。 で、その部屋で音楽を聞いてると ジョニー・ウィンターのこの曲が流れ出した。 彼は突然、しみじみと 「この曲のおかげで オレは英単語を覚えたんだよな・・・」 と、言った。 「はぁ?」 意味不明なぼくに 彼は部屋の真ん中あたりに 立っている柱をなでながら 「このアルバムをブッかけて この柱に頭突きをしながらやると 英単語が覚えられんだよ」 と、のたまった。 確かに、彼がなでているあたりは 柱がなにかがぶつかったようにへこんでいる。 柱の一部が → 「凹」 ← こうなってる。 彼の弁では、ジョニー・ウィンターを聞きながら 「murder、殺人っ! murder、殺人っ!」 などと唱えながら柱に頭突きをくらわすと もう、バッチリ。 死んでも忘れないほどに 覚えるんだそうな。 その証拠に、オレの額は厚いし、キズがある。 そう言って、彼はずいとおでこを 突き出した。 確かにカタい。でもなぁ。 「ほんとかぁぁぁ??」 いぶかるぼくに お茶を持ってきたお母さんが とどめを刺した。 「この子はバカなんですよ わざと柱に頭ぶつけて。 なんの役にたったんだか。ねぇ」 ねぇ・・・つったって・・・・。 ほんに、都会の受験生は違う。 親も違うわ。 で、英単語を覚えるとき 頭突きの友となったアルバム。 『 Johnny Winter And [Live] 』 今もよく聞く、大名作。 But・・・・・ 聞くたびに上の出来事を思い出す。 故に、個人的には大迷作。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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