【体験レポ】包丁の柄を交換してみたら・・
二日間、所用でお休みしておりましたが・・ご訪問、いつもありがとうございます!今日は復帰しますた。さてさて。今日は、お魚捌きにいつも大切に使っている、包丁のお話です。筆者の柳刃包丁は何年か前に主人の元仕事場(某店の鮮魚部)から古くなって処分寸前の品を頂き、その取っ手をテープでグルグル巻きにして騙しながら使っていたのですが、とーとーこんな具合になっちゃいました。柄が取れちゃった!!ぇ~~(スミマセン!余りにもガタつくのでビニールテープをはずしてみたら、柄の木が逝っちゃってました。修理に出したい所ですが、近くにはなく通販で頼むと一週間程手放すことになってしまいます。自分でとりあえず一度はやってみたいとヘンなことを考えて『ブログを見に来て下さっている方にもどんな感じだったのかお知らせすることが出来れば、やる価値も出るのだ!』などと勝手な解釈をして、今回はやってみることにしました。柄の中に入っている芯の部分を中子(なかご)と呼ぶそうです。柳刃包丁用の柄を買ってきました。金物店やホームセンターにあるようです。勿論、出刃包丁用もお店にはありました。柄にもグレードがあり、一番安いのは朴の木で軽くて水に強いのですが、やや柔らかいそうです。次が桜の木などで、高い物は黒檀が使われているとか。黒い部分もプラスチックや水牛の角など、値段によって分けられるそうですよ。中子の腐食した部分を出来るだけこすり落としました。今回は砥石を使っちゃいましたが、ヤスリなどが本当はいいと思います。以下の交換の仕方は、柄の袋の裏面や各サイトに書いてあった物です。両手に軍手をはめ、ミトンで左手を保護しております。中子の三分の一位をコンロで赤くなるまで熱しました。バーナーがある方は、そちらの方がいいかも知れませんね。柄の溝に差し込んで、持ち上げてトントンと叩いて押し込んでいます。どこでもさせるようにはなってなくて、溝に平べったい中子を合わせる構造になっていました。柄の形を上から良く見たら、楕円形ではなくて栗のような涙のような形をしていました。持った時に滑らないように持つ場所に出っ張りが来るようです。市販されている包丁の写真を見ると、握った時に4本の指に出っ張りが来るようになっているようです。(筆者は親指側に来た方が持ちやすかったので、確認もせずにつけちゃっていますがお奨めしません)ある程度差し込んだら、ボロ布などで刃をしっかり支え、木槌などで柄の尻と呼ばれる、最後の部分を叩いて押し込みました。・・以上が、交換の仕方、だそうです。とりあえず出来たが・・・ナンカ曲がってますわよ、奥さんミタ?オクサンアラヤダ!曲がってしまった原因について考えてみました。写真を順に見直すと、中子自体が腐食して変形していたようです。色々な刃物店のサイトなどを拝見すると、このようになった場合はバーナーで熱して柔らかくした状態で叩いて真っ直ぐに伸ばすようでした。そんなわけで最後まで入らずに途中で入らなくなってしまったようです。(抜けはしないので、使用にはさほど不自由ではないですが)それで分かったことは・・和包丁の柄の交換はマメにした方が良さそうです。中子がこんな風に腐食してからやってみたら、きちんとするには大変そうです。また、構造上、包丁の根元から水が中に入りやすいので使ったらよく拭き取って逆さまにして包丁差しで保存するなりすると良いそうです。プロの方などは水が柄の中に浸入しないように根元にシリコン材などを注入したりする方もいらっしゃるようです。ご自分で交換する場合は、このように変形してないか確認してまっすぐになって錆びもさほどでなければ意外に簡単に出来ますしお店での交換も500円~1000円位で出来るようです。(ご自分でする時は、柄の向きを確認のこと)古い物を外す時は包丁の付け根(柄の一番上の部分)に木片を当てて木槌などで叩いて(柄を壊しても良いそうで)抜くそうです。また、中子が変形したり折れているなどの時は速やかに修理に出した方が良さそうです。(場合によっては、買い替え)もうしばらくしたら、も一回やり直そうと思っています。(まだやるのか!)今日は包丁の柄の交換の体験レポでした!<おまけ>その後・・・yamanechanzuさんから、曲がった包丁をエイヤッ!と曲げて直した武勇伝(謎)を聞いて。やってみちゃったのです。古タオルでグルグル巻きにして軍手&ミトンをして・・▼ゴミ出しと食料品の買出しで鍛えられてしまった『シュフノワンリョーク』使用後。・・だいぶマシになりますた。やまねさん、アリガトー!!