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ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005

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魅力ある鉄道といえば・・・やっぱりこの鉄道会社!

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真に魅力ある鉄道と云えば?


 自動車の普及や地方都市の人口減少等で、日本国内の鉄道網は縮小傾向にある。だけど近年、是まで考えられなかった超豪華列車なるものが続々と登場、鉄道も新たな顧客を求めて攻めに転じるような印象を受ける。そりゃー、何十万も払えば超豪華列車の旅、も有り得るだろう。でも其れがイコール優れた鉄道なのか、優れた営業なのか?豪華列車が通過した駅に発着する生活列車はボロいまんま、と云うのが優れた鉄道会社なんて思えない。
 地域社会の顔として欠かせない存在となっているか?独自の文化を発信しているか?此のような観点から、拙者が選ぶ「魅力ある鉄道会社」を選んでみた。もちろん、個人ブログに過ぎないのだから独断と偏見に満ちていることをお断りしておく。

1位.阪急電鉄~もう語るまでもないと云うか・・・


 まるで漆でも塗ったような重厚な塗装、木目調の壁とアンゴラヤギのシート、百年続く意匠をずっと伝統として守っていく「ブレない」姿勢・・・鉄道車両だけでも賞賛に値する。さらに、ターミナル駅に見られる瀟洒な意匠は阪神間モダニズムそのもので、歴史の深さを実感させる。


・阪急百貨店は憩いの場~大阪に立ち寄る際は必ず行きますよ!

 阪急とは、単なる鉄道会社にとどまらない、ある種の文化そのものである。創始者小林一三氏の考案した数々のアイデアと云えば、住宅ローン、ターミナル駅直結の百貨店、宝塚歌劇団、車内の中吊り広告~凡そ日本の都市近郊の風景を創ったのは阪急と云って過言では無い。他の私鉄・JR各社のやっていることは、みんな阪急の真似に過ぎないのだ。


 然しながら、阪急が現在も直営している事業は独特の雰囲気を感じる。阪急百貨店梅田店の豪華さと壮大さは東京に負けないし、タカラヅカは独特の文化そのもの。鹿鳴館チックで貴族趣味なんだけど、西洋そのものとは違うのだ。拙者の理想とする美意識って、つまり阪急的なものだよなーと自覚してるんだから、影響は相当なものである。

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★当サイトの関連ページ

・もう一度住みたい!~阪急沿線~ ・池田泉州銀行~華のイメージガール ・東宝映画ベスト ・ブログ日記(タカラヅカ編)

★相模太郎ポータルサイト内 ・阪急を愉しむ ・タカラヅカのある風景 ・Nゲージで勝手に運転会 ほか


2位.近畿日本鉄道~地道に作り上げた長大な特急網・・・


 ビスタカーで有名なダブルデッカーの特急車両を世に送り出したのは何と昭和33年!其のずば抜けた先進性は、後の「優等列車はこうあるべき」的な思想を確固たるものにしたと云えよう。日本の鉄道界に大きな影響を与えた意味で、やっぱ近鉄は凄い!
 ビスタカーに始まる近鉄特急の発展をつぶさに眺めると、例えば便数や走行距離も、他の大手私鉄と比べてスケールが違い過ぎる。大阪―名古屋間を結ぶ名阪特急ひのとりやアーバンライナーは、運行距離や運転頻度を勘案すると、私鉄特急で最高峰に位置すると思う。新幹線相手にまともに競争を挑んでいる唯一の存在なのだから。
 関西地方の観光に近鉄特急は欠かせない存在。と云うより、近鉄特急が走るから観光地となり得るのである。近鉄大阪線とJR関西本線非電化区間を比べてみたらよーく分かる。企業努力の違いってこう云うことなのかと。
 天皇陛下も、伊勢神宮にお出ましになる際はJRではなく近鉄に御乗車される。皇族・王族方に相応しい乗り物であることが認められているからであろう。エリザベス女王が御乗車になった車両が「観光特急あおによし」として活用されていることも特筆すべき。
 近鉄の凄さは鉄道だけではない。例えば大阪あべの橋駅の再開発で誕生した「あべのハルカス」は、大阪を代表する観光スポットになった。近鉄グループの底力を見せつけたと云えよう。


・あべのハルカスのホテルは新婚時に利用させていただきました!

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★当サイトの関連ページ

・あべのハルカスに入城の巻 ・アーバンライナーに初乗車 ・「青の交響曲」~このまま東京まで行ってほしい感じ

・あおによし~エリザベス女王も乗った近鉄の特急車両を魔改造


3位.阪神電鉄~と云えば甲子園であり、タイガースである・・


 大手私鉄では路線延長が短い阪神電車。ところが最近、山陽電車や近鉄と頻繁に直通運転を行う国際色豊かな路線に成長し、梅田と難波の両ターミナルに乗り入れる唯一の関西私鉄となった。一昔では考えられない話である。
 戦前より、阪急と肩を並べる高度な沿線開発は日本史便覧にも載るほどであり、やはり近代日本の原風景を創った電鉄会社なのである。阪神電鉄が作り上げた不動産の最高傑作こそ、我らが阪神甲子園球場であろう。甲子園と云う野球の聖地を作り上げたからこそ、今の阪神タイガースがある。チームの成績はイマイチだが、全国に熱狂的ファンを生んだ当該球団は、ビジネスとして日本で最も成功した野球チームではないだろうか。
 それなのに、それなのに、「なんで急行用車両がジャイアンツカラーなのか」と株主から突っ込みを入れられている。この「なんでやねん」的な突っ込みどころがの浪速の電鉄会社。最近、これら厳しい声を意識してか、タイガースのラッピング車や、甲子園をPRしたラッピング車を次々と投入しており、鉄道そのものも魅力急上昇中!


↑甲子園フォーエバー!素晴らしいラッピング車だ!

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★当サイトの関連ページ

・阪神ファンと生活経済 ・ユニフォームコレクション ・阪神甲子園球場巡礼 ・ブログ日記(阪神タイガース編)

・新ジェットカー、トラッキー号、旧塗装の赤胴車まで~阪神電車の写真を撮りまくりました!


4位.広島電鉄~原爆の悲劇を乗り越え、広島の復興を支える


 かつて、日本の主要都市の重要な交通機関であった路面電車。20世紀後半になって、自動車の普及や地下鉄の延伸等の理由で廃止路線が続出してしまった。未だに路面電車が残る都市では、行政の支援で何とか廃止を免れている路線や、縮小された路線で細々と運行されているケースが多いが、広島電鉄の偉大なところは、このような逆境にもかかわらず、逆に街の顔として君臨し続けていることである。鉄道車両の種類もバラエティーに富んでおり、路面電車の博物館とも言われている。時代の波に翻弄された路面電車の、長い歴史を感じ取ることが出来る貴重な存在なのだ。
 原爆による壊滅的被害から僅か数日で一部路線が復旧し、広島の復興を支え続けた。広島電鉄家政女学校の悲劇は、テレビドラマや漫画で度々取り上げられるようになり、被爆電車の動向もクローズアップされるなど、歴史の継承も大きな使命。単にイメージで語られる「路面電車の博物館」にとどまらず、真の博物館となり得るかが注目すべきところだ。

★当管理者の拙著「相生橋にて」~広島の路面電車の小説です!



【POD】相生橋にて [ 江田島 翔 ]

 昭和60年8月1日、被爆電車の試運転中に「事件」は起きた。路面電車の女性運転士「ミキ」が突如として昭和20年8月1日の世界に引きずり込まれてしまい、当時の女学生運転士「サキ子」が、ミキと入れ替わるように昭和60年の世界にやって来てしまった。
 元の時代に戻るべきか、その時代に留まるべきか・・・運命の8月6日が迫るなか、二人はそれぞれの選択を迫られる。被爆電車という「無言の語り部」をめぐって展開される人間模様を通して、歴史に翻弄される人間の苦悩と悲哀を生々しく描く・・・。
 広島の路面電車に対する思い入れが高じたあまり、こんな小説まで書いてしまいました。拙著についてはこちらから

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★当サイトの関連ページ

★相模太郎ポータルサイト内 ・広島の路面電車~復興と発展を支える ・鉄道模型あれこれ

 以上、完全なる独断と偏見でありますが、拙者が「すばらしー!」と感じたまでのことを書かせていただきました。日記のコーナーでも、素晴らしき鉄の世界をじゃんじゃん出して行きますよ!下記の写真は、そのほんの一部です。






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・世界一ケチなドイツ人の節約術 ・金に投資する ・池田泉州銀行~華のイメージガール ・レトロ軽自動車萌ぇ~

・魅力ある鉄道といえば? ・阪神ファンと生活経済 ・ユーハイム~究極のバウムクーヘン


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