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今日は早起きしております。
一冊の良い本との出会いから、あなたの人生に全ての良いことが起こります
本のソムリエがお薦めする本日の一冊は・・・
「
【送料無料】日本人とユダヤ人 [ 山本七平 ]」山本 七平、角川書店
【私の評価】★★★★★(90点)
■日本人の特性を、
ユダヤ人と比較することで、
明らかにしていく一冊です。
日本では、南国の島のように、
寝そべっていれば食い物が落ちてくる
というわけにはいきません。
まじめに働かなければ、
飢え死にしてしまう。
集団で決まった行動を
規律正しく実行して
いかなくてはならなかったのです。
その数千年におよぶ訓練が、
現在の日本人の勤勉さの
源なのでしょう。
・日本の稲作は(場所にもよるが)気候の点で少し無理があるから、
否応なし、待ったなしの緻密な計画のもとに手ぎわよくやらねば
ならない・・・中世の日本では人口の85%が農民だったというから、
国民のほぼ全員が、一千数百年にわたってこういう訓練を
うけつづけて来たわけである。(p55)
■そして、
日本人は水と安全は無料だと思っている。
これが日本だけに留まっていれば、
問題はありません。
しかし、国際関係となると
話は別です。
ユダヤ人は警告します。
ユダヤ人はドイツで経済支配していました。
しかし、権力や武力は持っていなかった。
第一次世界大戦を戦ったドイツでは、
「ユダヤ人はわれわれが西部戦線で死闘していた間、
あいつらは銃後にあって、われわれに守られて
ぬくぬくともうけやがった」
と言われたのです。
それがアウシュビッツに
つながっていった。
なんだか、今の中国と韓国の
反日教育と同じように感じられて
恐ろしく感じました。
国家はそのような迫害が起こっても、
見て見ぬふりをして、
自らの危機を乗り切ろうとするのです。
・政府は、これを機会に民衆の不満をユダヤ人や華僑に
向けることによって危機を乗り切ろうとし、
民衆を煽動しないまでも、少なくとも見て見ぬふりで
放置しておいて、ユダヤ人や華僑の犠牲によって自然に
鎮静していくのを待つ、という態度に出る(p204)
■自分のことが一番わからない、
と言われるように、
日本人には日本人という特殊性が
わからないのかもしれないと、
思わせてくれる一冊です。
やや難しい文体ですが、
非常に興味深い一冊でした。
山本先生、
良い本をありがとうございました。
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