中国人の日本旅行とは
財部誠一の財部ビジネス研究所でのこと、新たな気づきを得たので整理してみた。去年の訪日外国人は595万人、03年308万人で倍になっている。上位5カ国では韓国208万人、台湾125万人、アメリカ49万人、中国40万人、香港39万人2005年に長年台湾が1位だったが、逆転。伸び率は中国ダントツでのびている。財部医誠一はいう。中国人旅行者は高度成長のJALパックに似ている。ほんの20数年前も日本人もおなじだったという。ブランド買いといい、自分たちの過去と重なるというのだ。日本旅行での一人当たりの平均総予算(旅行代金含む)で、台北16万円、ソウル17万円、香港25万円、上海43万円、北京48万円という。経済成長し豊かさの象徴。1位の韓国人を抜く勢い。日本のファンが増えてほしい。◆銀聯カード2002年3月に発行され、現在13億枚以上発行。なお、VISAカードは14億枚以上政府は外貨持ち出しは規制しているが、これを使うと自由。銀行口座を通しているのでいつでも規制をかけられる。金融当局は賢い。量の調節はする気になればいつでもできる。2002年3月に政府主導で中国国内の全銀行と海外の大手銀行が提携して発行したカード中国のほとんどの銀行が加盟するネットーワークのこと。銀行に残高があればこのカードで即座に決済ができる、いわばデビットカードのようなものである。実は中国人の旅行者は海外へ持ちだせるお金は2万元(約30万円)以内という制限がある。しかし、このカードをつかえば銀行に残高がある限り自由に買い物をすることができるのだ。日本の銀行でいち早くパートナーを結んだ三井住友銀行。取扱い実績は、昨年度で40億円、前年対比で約5倍の伸びで加盟店の店舗数も1万店を超えた。ヨドバシ秋葉原。中国人は日本製でないと買わないという。ビックカメラ有楽町では、デジカメ、国産時計、調理家電も人気。去年の売り上げは一昨年に比べ10倍に伸びたという。旅行会社のキャラバントラベルはもともと2000年まで日本を中国が9月に解禁になり、その逆となった。それは5泊6日の弾丸ツアー。一人6000元(約10万円)大阪城、金閣寺、西陣織見学平安神宮、名古屋、箱根、芦ノ湖、富士5合目、横浜中華街、山下公園、お台場ヴィーナスフォート、浅草、秋葉原、新宿歌舞伎町、皇居、都庁、Aが銀座、Bがディズニー。中国人は20時間、30時間バスに乗るのは普通で長距離移動はなれており3,4時間のっても平気。富士山と温泉が一番人気。日本といえば富士山、桜、新幹線だという。富士山、温泉、天ぷらは欠かせないという。皇居、東京都庁も人気が高いという。銀座では手にはいりにくいというバーバリーの買い物が人気だ。旅行者はいう、日本はきれいで、とにかく人がやさしいという。新婚夫婦、大学教授など様々な人が参加している。海外へでかけ、これが本物だというものを認識をもって、国内消費が大きくかわってきた。コンサートのためにツアー組んできた。財部誠一はいう。若い人はかわっている。世代間の差が大きい。列をつくるのは不得意だが、若い人はそうでもなくなっている。バスにのるにも年寄りは後ろからのってきて、年寄り同士でけんか。どうぞとゆずってかわってきている。従来と違う価値観。最後に私見だが、中国人へのお土産は折りたたみ傘が喜ばれると聞いたことがあるが、様々な小物が売られておりあの章子怡(チャン・ツィイー)も立ち寄るという東急ハンズや北海道を加えるべきであろう。新ゴールデンコースは札幌・洞爺湖(食べ物と温泉)、富良野(自然)、東京・台場、ディズニー(夕方)、皇居、都庁と伊勢丹、秋葉原、渋谷の東急ハンズ、東京駅と新幹線、横浜(夜の中華街、みなとみらい)、東京駅と新幹線、鎌倉、富士山、京都。