インフルエンザ
メキシコから始まったインフルエンザ騒動、ウルグアイにもやってきました。当初からウルグアイ政府は水際作戦が不可能であることを認めており、インフルエンザのウルグアイ上陸は時間の問題とされていました。更に、国内では少しぐらいの熱やインフルエンザぐらいでは病院へ行かない、行けない人口があります。其れを考えるとウルグアイ政府の発表する感染者数は殆ど当てにならないということになるといえます。政府も心得ていて、一人感染者を発見したらその影には9人の感染者が隠れていると言っています。一週間前で25名確認されたと発表があったので、現実には200名を超える人が感染している可能性があるということだと思います。私の感覚では、もっと居ると思います。中産階級下方に含まれる人たちの多くは公立の病院を利用しています。その公立の病院で診察を受けるためには長時間番号とりの為に並ぶことが必要になり、ちょっとの風邪ぐらいでは病院へは行きません。病院へ行ったら余計にひどくなりそうだから。と言うことで、家庭で養生して治った人も必ず居るはず。感染対策としてウルグアイではジェル状アルコールが良く売れているようで品薄です。手洗いの後、ジェル状アルコールで手を消毒することを推薦されており、学校などでは子供に自分のアルコールを持参するように指導しているところもあります。マスクの習慣が無いのですが、それでも、マスクの売上が伸びていると新聞で発表がありました。しかし、街中を行き交う人の顔にはマスクは無く、一体どうなっているのか?という感じです。勿論、普通のマスクでは感染予防効果は100%ではないので気休めですが、せめて咳をしている人ぐらいマスクしておいて欲しいものです。先日も中高生が多数出入りする学校の近所のコピー屋さんのおばさんが咳をしながらマスクもせずに接客していました。これでは学生が感染して学校で大感染が起こっても不思議ではないと思えました。寒いので風通しの悪い締め切ったお店の中でコピーをしてもらうために順番を待つ学生の感染が心配でした。