アップル社のホームページには創業者スティーブ・ジョブズ氏の写真が全面に載り「Appleは先見と創造性に満ちた天才を失いました」と追悼の意を表しました。
まさにジョブス氏の人生は波乱万丈でした。
生まれた時から養子に出され、大学に入学したものの、両親の稼いだお金をただ垂れ流す事になると言って半年で中退し、1976年に自宅ガレージで友人ウォズと二人でアップルコンピュータを創業しました。そして、1984年にパソコン「マッキントッシュ」で世界に名を馳せたものの、経営不振から自らヘッドハンティングしたペプシコの副社長と経営面で折り合わず、自ら興した会社を首になってしまった。普通有り得ませんね。
しかし、その後1997年に経営不振に陥ったアップルを立て直すために復帰しました。そして、2001年には「iPod」、2007年にはスマホ「iPhone」、2010年には「iPad」をと言うように次々にヒット商品を生み出しました。
その間、2004年にはすい臓がんで一度は死を宣告されましたが、幸い手術により回復しましたが、ここ数年は常に病魔の影を背負っての活躍でした。体力的な限界からCEOを退任しましたが、この夏にアップル社は友人と二人で始めてから創業35年にして株式評価総額世界1位の会社となりました。それを見届けるかの様な、35年を将に信念を持ちかけぬけた人生でした。
ジョブス氏は「初心」を忘れることなく、断固とした信念を貫く、死さえも恐れない強い意志を持つ天才でした。
原点である「stay hungry. stay foolish.」と言う言葉がいつまでも印象に残ります。