あれから1年8カ月経ちました。
先日、知人が語った一言が忘れられないのです。「従兄弟が、いまだ見つからない我が子を捜して、毎日毎日、流された家の跡地に行って、棒を持って、田んぼ跡や側溝を掘り起こしているんです。その姿を見るのが辛くて、可哀そうで、可哀そうで、…」たった、これだけの言葉だけれど…子を失った親の悲しみが痛いほど伝わって…その情景が目に浮かび…私まで貰い泣きしてしまいました。そこはね、もう自衛隊や警察や消防団がさんざん捜したんだよ って言ったって…骨ひとつ見つからない我が子の死を、どうやって納得できるだろう。今日現在で、行方不明者数、宮城県で、1359人 全国で、2768人1年8ケ月経っても、まだまだ震災は終わっていないのです。