テーマ:カメラ・・・四方山話
★ α7S + XR RIKENON 50mm F1.4の巻 ★
早くも地元のソメイヨシノには葉がたくさん出始め、多くの花びらが散り始めています。公園のソメイヨシノに遅れて咲く新河岸川沿いの桜堤も、花の中心が真っ赤になり、見頃をとっくに過ぎてしまいました。 まあしかし風景写真ではなく散歩撮を常とする私としてはまだまだ被写体は多くて楽しめます、ただしカメラを持つ頻度が少し少なくなって少し残念ではあります...これもCobbyの高齢化のためですのでしょうがないですよね^^;)。 少し暑いとすぐにハアハアとなり、ロングコースを歩けば普段の私のペースではすぐリードが張って引っ張る形になってしまう始末。確実に体力が落ちてきていますよね、ただ足だけは鍛えてやらねばと一日2回の散歩は彼の様子を見ながらトレーニングかたがたしっかりとこなすようにしています。 さて今回の散歩撮はご覧のようにα7Sに「XR RIKENON 50mm F1.4」を付けてます、このレンズで見る画像は一見すると凡庸な感触なんですが、弟分の貧者ズミクロン「F2」同様に開放など絞りを開けたときに独特な空気を醸してくるのです...それはレンズ構成から来るのか明らかに「XR RIKENON 50mm F2」とは異質のものなんですよねえ。 「XR RIKENON 50mm F2」の<5群6枚:ダブルガウス型:6枚絞り>に対してこのレンズの<6群7枚:ウルトロン型:8枚絞り>というレンズ構成の違いがどんなものかを久々にじっくりと検証してみたいと思います。 [プリンセス雅] [水道橋] こうして絞ってみた時の画像には質感豊かに真っ当な描写を感じますが、弟分の「F2」と比べてあの精細感高そうな描写には少し遅れを取っているように思えます。2枚目の橋の奥に見える雲などは実際の目には素敵な立体感を感じてシャッターを切ったんですが、弟分ほどの切れはありません。 そうなんですまず第一にこのレンズと弟分と比べたときに浮き上がってくるのが「立体感・臨場感」の弱さなんですよねえ。 ただしこれは比べればということで、上に見るように写真として劣るというほどのものではありませんよね。 [ソメイヨシノ老樹] どうですか...けっこう渋い描写もしてくれます(笑)。 これは地元の咲き出しのソメイヨシノの老木ですが、根本にかけて周辺の描写も含めその質感描写に弟分にはないアドヴァンテージを見つけることが出来ます。 ここから少しずつ絞りを開けてみたいと思います... [彼岸しだれ桜:f/2.8] [コブシ:f/2.8] いかがですか...不思議な空気がありますよね。 これだけしっかりとしたボケを感じられるのにインフォーカスの主役にあまり立体感を感じることが出来ません...違いますか? この辺がとても不思議で使って楽しいレンズでもあるんです(笑)。 そしていよいよ開放でその描写の素敵な面白さをご覧いただきます... [ソメイヨシノ老樹:f/1.4] [ソメイヨシノ:f/1.4] [ソメイヨシノ&ユキヤナギ:f/1.4] このレンズの特徴として感じている「滲み(にじみ)」が確認できるでしょうか。1枚目の少し距離をおいた被写体(小枝先の3輪の桜)にも、そして3枚目の前ボケとなった真っ白なユキヤナギにも見られます。 また2枚目の一輪の桜のに見られる素敵な柔らかさ...α7Sのおかげでもあるんですが...でも、アウトフォーカスになった途端に見られる滲み。 そしてその背景に見られる特徴的な焔のようなボケ、この組み合わせでうまく背景を整えてやるととても面白い一枚を手に入れることができます。 [彼岸しだれ桜:f/1.4] これなどもそうした一枚なんですが、インフォーカスにあまり立体感・臨場感を感じさせずに特徴的なボケの中で得も言われぬ不思議な空気を醸してきます。 ここが弟分の「XR RIKENON 50mm F2」の距離感も臨場感も感じられない背景にシャープなインフォーカスが醸すような「F2」でなくては見ることが出来ない「何かしでかす」レンズと一線を画すところなんです(笑)。 ようやくこのレンズの面白みがわかってきた今日このごろで、このスイートスポットを活かすトレーニングが始まりました。 今回は散歩撮ゆえ何かと条件は厳しいのですが、いろんな被写体でチャレンジしている、弟分の「XR RIKENON 50mm F2」同様にとても楽しいレンズの話題でした...^^。 2024年4月 江川周辺にて #α7S #XR RIKENON 50mm F1.4 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.04.26 17:00:22
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