ヤンキース・松井秀喜は、シアトル・マリナーズ戦に「6番・左翼」で先発出場。
第3打席でレフトへの二塁打を放ち、日米通算2000本安打を達成。
続く第4打席でもライトへタイムリーヒットで、4打数2安打、1打点、1得点。
試合はヤンキースが5-0で完封勝ち。
松井はマ軍先発左腕・ワシュバーンに対し、セカンドゴロ、空振り三振と凡退。
6回1死走者なしでの第3打席もレフトへフライを打ち上げてしまうが
左翼手が太陽のために見失ってキャッチできず、松井は二塁へ到達。
当初はイバネスのエラーと記録されたが、後にツーベースに訂正され、これが松井のメモリアルの2000本目の安打となった。
インタビューで松井は
3打席目はエラーと思い込んでいたようで、デイモンに教えて貰って初めて知ったという。ああいうラッキーなヒットで、逆に思い出に残った。ともコメント。
乱闘騒ぎ中も、端っこでジーターにちょっかいを出されていた。多分、あのラッキーなヒットについてジョークを言われたのだと思います。
2007年 松井秀喜通算成績 打率 | 本塁打 | 打点 | 安打 | 盗塁 | 四死球 | 三振 |
.269 | 2 | 13 | 14 | 1 | 13 | 6 |
日米通算 | 412 | 1261 | 2001 | 2000本安打達成! |
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昨年の怪我などの心境も書かれています。 | 2004、2005年シーズンのカードセット | 2007体限定生産 |
この試合は、松井の記録達成の他にいろいろな事が起こりました。
5回のヤンキース攻撃で、ホームでのクロスプレーで二塁走者のフェルプスが、イチローからの返球をキャッチ前の城島をタックルで吹き飛ばして先制のホームを踏んだ事。
さらに6回の打席で、マリナーズの先発・ワシュバーンがフェルプスに死球をぶつける。
この時点で、両チームへ警告が宣告された。
さらに、ヤンキースは7回、リリーフのプロクターがベタンコートの頭をかすめるボールを投げ、ついに両チームの選手たちがベンチやブルペンから飛び出す事態に。乱闘は回避されたものの、プロクターとジョー・トーリ監督、マリナーズのマイク・ハーグローブ監督が退場処分となり、荒れた。
(警告の後に死球を与えると、両軍の監督が退場処分となる。もちろん本人も)
さらに、もう一つヤンキースにとって嬉しいニュースが飛び込んだ。
7回裏の前、恒例の「セブンス・イニング・ストレッチ」が終わった時、専属アナウンサーが球場に集まったファンに向けて、オーナー席とオーロラビジョンに注目するよう言う。
すると、そこにはクレメンスの姿が!
それだけで大きな拍手が起こったが、マイクを握ったロケットがヤンキース復帰を示唆すると、すぐさまそれ以上の絶叫が巻き起こった。
クレメンスはヤンキースとマイナー契約を結んだようです。
報道によると年俸2800万ドル(約33億6000万円)と破格の1年契約。
しかし、メジャー登録は3、4週間後の見通しで、契約発効はその時点から日割りとなるため、実際は1850万ドル(約22億2000万円)といわれる。
クレメンスの背番号「22」をシーズン直前に空けておく処置をしていたり、
クレメンスと長年プレーしたぺティットもヤンキース復帰した事もあって
クレメンスがヤンキースに復帰するのかと思っていたが、噂では6月だった。
予想以上の早期復帰に期待が高まります。
クレメンスは1999年から2003年までヤンキースでプレー。
その間に、1999年と2000年の二度、ワールドシリーズ制覇に貢献し、2003年6月21日には史上21人目となる通算300勝を達成。
5年間の通算成績は77勝36敗、防御率3・99。
クレメンスは昨季、5月31日に前年まで所属していたアストロズとマイナー契約。
6月後半からメジャーに復帰。
19試合に先発して7勝6敗、防御率2・30の好成績を残した。
今日は、松井の日米通算2000本安打達成があり
乱闘騒ぎで、両軍の監督が退場になり、
そしてクレメンスが復帰宣言をし、ヤンキースにとっては凄い日になった。