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テーマ:報徳記&二宮翁夜話(503)
カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
二宮翁逸話
37 二宮翁と水野越前守 翁を水野越前守に推薦したのは大久保公ではないということである。 大久保公は天保8年に薨去されたのである。 水野越前守に翁を推薦したのは相馬の家老草野正辰かまたは高野山の弁算和尚かであろうと思う。 草野と弁算和尚も二宮翁とは懇意にしておったのである。 故に翁が幕府の直臣になる導火線となったのはこの二人であろうと思う。 弁算和尚は高野山で立派な一寺の住職であったが、高野山を下って故郷の相模へ帰る途中自分の衣服を乞食に施し、己は乞食の衣服を着て飄然と帰ったということである。 この和尚は水野越前守が非常に信用した人であって、和尚はまた二宮翁をすこぶる尊敬したのである。 翁の江戸におられた時はしばしば安否を伺いに来たが、その時は決して奥に通らないで玄関から翁の安否を問うて変わりなしと言えば直に立ち去ったということである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月21日 13時52分10秒
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