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2007年08月22日
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「マハトマ・ガンジー」ロマン・ロラン著宮本正晴訳

ガンジーの最高の努力は、排斥されている階級をヒンズー教徒の社会に入れることであった。

不可触賎民(パリア)の権利回復の熱烈な要求、この社会的不公平に対する彼の義憤と苦悩の叫びは、彼の名を不朽にするに足るであろう。

ガンジーが「ヒンズー教の最も恥ずべき穢れ」と呼んでいるものが、彼に与えた苦しみは、幼少の頃の気持ちに源を発していた。

1921年4月27日の講演でこう語っている。

「幼いころ、一人のパリアが私の家に雇われて仕事をしていた。

子どもの私はその男性に触れることは禁じられていて、触った後では水垢離をとらされた。

私はそれが納得できないで両親と議論した。

学校では『触ってはならない人々』にたびたび触った。

私の母はそのけがれを清めるために、後でイスラム教徒に触れるように命じた。

しかし、12歳のとき私の判定はなされていた。

『このインドの良心のけがれを消そう』と自ら誓った。

『堕落した同胞を救おう』と計画した。」

ガンジーによれば、このただ一つのことだけでも、インド人が世界で受けている一切の不正は当然だと見える。

『インド人がイギリス帝国のパリアになったのは、永遠の正義の報いである。

インド人は血に汚れた自分の手をまず洗うべきである!

手を触れてはならない ということがインドを堕落させた。

南アフリカで、東アフリカで、カナダで、インド人自身がパリアとして遇されている。

パリアが存在する限り、自治(スワラジ)は不可能である。

インドは罪を負っている。

イギリスはインド以上に暗いことを何もしたのではない。

第一の義務は弱者を保護することであり、人間の良心に背かないことである。

この罪を洗い清めない限り、私たちはケダモノ以上の価値はない。

スワラジとは地上全体に正義が支配することである。』








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最終更新日  2007年08月22日 23時37分38秒
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