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テーマ:マハトマ・ガンジー(100)
カテゴリ:マザー・テレサとマハトマ・ガンジーの世界
「マハトマ・ガンジー」ロマン・ロラン著宮本正晴訳
ガンジーの最高の努力は、排斥されている階級をヒンズー教徒の社会に入れることであった。 不可触賎民(パリア)の権利回復の熱烈な要求、この社会的不公平に対する彼の義憤と苦悩の叫びは、彼の名を不朽にするに足るであろう。 ガンジーが「ヒンズー教の最も恥ずべき穢れ」と呼んでいるものが、彼に与えた苦しみは、幼少の頃の気持ちに源を発していた。 1921年4月27日の講演でこう語っている。 「幼いころ、一人のパリアが私の家に雇われて仕事をしていた。 子どもの私はその男性に触れることは禁じられていて、触った後では水垢離をとらされた。 私はそれが納得できないで両親と議論した。 学校では『触ってはならない人々』にたびたび触った。 私の母はそのけがれを清めるために、後でイスラム教徒に触れるように命じた。 しかし、12歳のとき私の判定はなされていた。 『このインドの良心のけがれを消そう』と自ら誓った。 『堕落した同胞を救おう』と計画した。」 ガンジーによれば、このただ一つのことだけでも、インド人が世界で受けている一切の不正は当然だと見える。 『インド人がイギリス帝国のパリアになったのは、永遠の正義の報いである。 インド人は血に汚れた自分の手をまず洗うべきである! 手を触れてはならない ということがインドを堕落させた。 南アフリカで、東アフリカで、カナダで、インド人自身がパリアとして遇されている。 パリアが存在する限り、自治(スワラジ)は不可能である。 インドは罪を負っている。 イギリスはインド以上に暗いことを何もしたのではない。 第一の義務は弱者を保護することであり、人間の良心に背かないことである。 この罪を洗い清めない限り、私たちはケダモノ以上の価値はない。 スワラジとは地上全体に正義が支配することである。』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月22日 23時37分38秒
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