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カテゴリ:鈴木藤三郎
8月5日の森町文化講演会にあわせて、パンフレットを新たに製作した。 A3折り畳みで、表は「鈴木藤三郎翁の未来遺産」、裏は「鈴木藤三郎の足跡を求めて in 台湾」で、中折りには「台湾製糖会社創成期写真集」である。 このうち、「鈴木藤三郎の未来遺産」は本来第1集の表紙裏面に印刷する予定だったが、 登載できなかったため、昨年秋に茨城県桜川市で開催された「報徳サミット」にチラシとして印刷して、第1集と写真集300部を無償で配布する際に一緒に配った。 第1集の無償配布分の印刷製本は「報徳記を読む会」を立ち上げたKさんに半分負担していただき、チラシはメンバーの推譲を受けて作成した。 Kさんの負担も結構な金額だったのである。 アンパンマンは自分の顔をちぎって、おなかのすいた人の飢えを助ける。 報徳における推譲もそういうところがあって、自らをある程度投げ与えないと、道というものは開かれないようにも思われるのだ。 報徳の勤勉も分度もある意味推譲を実践するためにこそあるのだ。 鈴木藤三郎先生も米欧旅行に出る際に自分個人の課題としたのが、西洋の偉人といわれる人々がどうも二宮先生と一緒の空気を吸ったかのように思われるので、それを解明したいという抱負をもって旅立ったと後に述懐している。 そして帰国後の結論は、西欧の場合も推譲によって文明は発展してきたという洞察であった。
そもそも この「未来遺産」というのは造語である。 一つは内村鑑三の「後世への最大遺蹟」が元である。 http://www.aozora.gr.jp/cards/000034/files/519_43561.html 「後世への」つまり未来への 最大遺蹟 すなわち 人類への遺産である。 もう一つは読書会の○○さんが第1集を校正してくださったのだが、その校正の作業の中で、鈴木藤三郎の「報徳全書」は世界遺産に指定されてもいいのではないかと議論で、 なるほど と 名称を「鈴木藤三郎の未来遺産」としたのである。 とりあげたのは 1 今市の報徳二宮神社の報徳全書 2 中央報徳会成立及びその機関誌「斯民」への資金援助 3 森町及び高雄の観音像 4 私立周智農林学校の設立(福川泉吾氏と共同設立) であった。 その際に気になっていたのが、台湾の製糖工場、事務所、観音像であった。 今でこそ産業遺蹟として注目されているが、100年以上前の工場や建物、観音像が現在も大切に保存されているということは、日本で考えれば奇跡的だといえる。 これもまた 鈴木藤三郎の未来遺産として きちんと世に紹介すべきではないだろうかという思いもあって、今回新たに作成した。 幸いに鈴木藤三郎先生の曾孫にあたる○○様の尽力で、パンフレットの英文バージョンを作成できた。また中国文(台湾で使われる正体字)のパンフレットもまた台北のJさんの協力で作成でき、高雄のC先生の尽力で専門的なチェックも行っていただいた。 このパンフレットはまさしく Tozaburo Prijects に携わる仲間の成果であり、 有難いことに大阪と横浜の台湾の外務省にあたる弁務所、分処に日本文、中国文各100部を置いていただいた。有難いことである。
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最終更新日
2012年08月29日 01時20分36秒
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