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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
(講話)ここで金次郎が「『金次郎よ、観音になれよ』と観音様から呼びかけられたように思いました」というのは、実際金次郎が言った言葉ではありません。『報徳記』では「大なるかな、観音経の功徳、その理は広大無量、その意は云々(うんぬん)」と和尚に言ったとあります。また福住正兄の「二宮先生略伝」には「翁(おう)、憬然(けいぜん)大いに悟るところあり。すなわちいわく、仏のむねも、また世を救うにほかならざるなり」とあります。
対話編での金次郎の言葉は、浅草の浅草寺の管長清水谷恭順師の講話からあてはめたものです。清水谷師はこう言われています。 「二宮尊徳先生は若い時から偉かった。観音経をずっとお聞きして何と申されたかというと「誠にありがたいことです。観音経は要するに私には二宮金次郎観音になれということをお説きになったんですね」と坊さんに尋ねました。坊さんはびっくりしました。自分などが長い間かかってそういうことを悟ったにもかかわらず、二宮金次郎青年は二度聞いただけで直ちに観音経の真髄を体得されたのであります。ああ立派な人であると感じまして 「あなたもお若いのになかなか偉い、あなたのおっしゃるとおりであります。 観音様は、われわれに観音になれ、お互いが観音さまになって慈悲をもって一切の人々に対し、また動物にも対し、草木にも対せよということ、つまりわれわれに観音さまになれということが、説かれてあるのであります」 という答えをしたそうです。 ですから、皆さんが観音経をおあげになり観音さまを信仰する以上は、皆さんがそのまま一分の観音さまになってください。それが観音さまの思し召しであります。」 飯泉観音には、二宮金次郎初発願(しょほつがん)の像というものがあり、少年金次郎が観音堂前で拝んでいる像があります。 その碑文(ひぶん)には佐々井信太郎氏が「尊徳先生一代の鴻業(こうぎょう)はこの初発願に徴(ちょう)し救世の大誓願を拡張せるのみ」という言葉が刻まれています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月14日 11時35分28秒
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