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2015年04月21日
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カテゴリ:ネイチャー

「攻め」は後ろ、「守り」は前…棋士の脳が活動
読売新聞 4月21日(火)

将棋の棋士が直観的に戦略を決める際の脳の仕組みを解明したと、理化学研究所の田中啓治チームリーダー(脳科学)らの研究チームが21日、科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス」に発表する。

 日常生活で、次の行動を決めているときも、同様の方法で脳が働いている可能性があるという。

 研究チームは日本将棋連盟などの協力のもと、将棋のアマチュア三、四段の男性17人に、対局の中盤の盤面を4秒見せ、「攻めるべきか、守るべきか」を2秒間で直観的に答えてもらった。
その間の脳活動を計測すると、大脳の中心部にある「帯状皮質」と、前方の脳表面にある「前頭前野」が活動していた。

 特に、「攻めるべきだ」と感じたときは帯状皮質後部が、「守るべきだ」と感じたときは帯状皮質前部の活動がより強まっていた。この2か所の情報が前頭前野で統合され、最終的に攻めるか守るかの戦略を決定すると考えられるという。

 また、攻守の判断とは別に具体的な次の一手を考える際には、別の複数の脳部位が活動していた。


脳の真ん中にベルトのように横たわる帯状皮質というのは、前から後ろにわたって前帯状皮質、中帯状皮質、後帯状皮質、脳梁膨大後部に分けられ、
前帯状皮質は主に情動に関わり
中帯状皮質は反応の選択に関わり
後帯状皮質は意識の方向付けに関わり
脳梁膨大後部は記憶の形成や接続に関わる


前帯状皮質(ぜんたいじょうひしつ、英: Anterior cingulate cortex) (ACC) は帯状皮質の前部で、脳の左右の大脳半球間の神経信号を伝達する線維である脳梁を取り巻く"襟"のような形をした領域である。
この領域には背側部 (ブロードマンの脳地図における24野) と腹側部 (ブロードマンの脳地図における32野) が含まれている。前帯状皮質は血圧や心拍数の調節のような多くの自律的機能の他に、報酬予測、意思決定、共感や情動といった認知機能に関わっているとされている。

前帯状皮質は学習の初期や問題解決のような、実行に特別な努力を必要とする課題に特に関係していると考えられている

エラー検出 (error detection)、課題の予測、動機付け、情動反応の調節といった機能を前帯状皮質によるものとする多くの研究がある。
前帯状皮質は意識的体験に必要な多くの機能に関連付けられている。より情動に敏感な女性の被験者ほど、短い‘情動的’なビデオを見ている際に前帯状皮質の活動レベルの上昇が見られる。情動的な気づきの向上には、情動的な指令や標的のより優れた認知が必要とされ、このような認知は前帯状皮質の活動が反映されている。





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最終更新日  2015年04月22日 04時28分28秒
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