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カテゴリ:イマジン
ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会で日本代表は3日、サモアと戦う。8強進出に向け負けられない一戦に臨むリーチ・マイケル主将(26)=ニュージーランド出身=の恩師で札幌山の手高(札幌市西区)ラグビー部監督の佐藤幹夫さん(54)が現地に駆け付け、スタンドから声援を送る。「札幌から世界のマイケルになった」。かつて異国から受け入れた少年が、目の前で躍動する姿を心待ちにしている。【和田浩幸】 ラグビーW杯:リーチ主将は細身の努力家 札幌の高校恩師 毎日新聞 2015年10月03日 「すごいすごい、ナイスタックル。後半も気合入れていけ」「みんながマイケルの背中を押してくれている」 佐藤さんは日本代表が南アフリカ戦で歴史的な勝利を挙げた先月19日(日本時間20日)から、無料通信アプリ「LINE(ライン)」でリーチ主将に声援を送り続けている。 5歳でラグビーを始めたリーチ主将は、高校1年だった2004年、出身国の姉妹校から、高校ラグビーの強豪で花園の常連として知られる札幌山の手高に留学した。日本に興味があったという。 当時15歳の少年は身長178センチ、体重70キロ強と細身。佐藤さんの第一印象は「本当にラグビーができるのか」だった。しかし、来日1カ月後の強豪校との試合で、大柄な選手を低い姿勢からのタックルでなぎ倒すのを見て「こいつは大物になる」と目を見張った。 負けん気が強く、並外れた努力家だった。試合に敗れ相手チームの選手から「あの外国人、大したことない」と言われ、「悔しい」と一人で黙々とタイヤ引きに励んだ。自主的に朝練を行い、放課後は下宿先のチームメート宅から心配して迎えが来るまで、練習をやめなかったという。 「日本代表になりたい」。そう夢見る少年を学校や地域ぐるみで支えた。下宿先のチームメートの両親は小学校の教科書で日本語を教え、箸の使い方やあいさつなど礼儀を手ほどきした。近所の定食屋で好物のカツカレーを頼むと、店主は何も言わず大盛りにしてくれた。佐藤さんも自宅で鍋料理などを食べさせ、現在の身長190センチ、体重105キロという体格の基礎をつくった。 3年生で高校日本代表に選ばれ、東海大2年の時に日本代表に初招集された。東芝に入った後の12年に大学時代の同級生だった日本人女性と結婚し、翌年には日本国籍を取得した。実績を積み、今や日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが「日本で最も優れた選手」と信頼を寄せる存在。周囲は世界最強のオールブラックス(ニュージーランド代表)に入れるほどの実力があると評する。 リーチ主将は「育ててくれた日本に恩返しがしたい」と言う。佐藤さんは「身も心も日本人になった」と教え子を誇りに思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月06日 01時14分43秒
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