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2017年01月31日
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十津川町立図書館は「ボーイズ・ビー・アンビシャス」全5集所蔵館となった。

残念なことに一緒に寄贈した「遠州報徳の師父と鈴木藤三郎」は蔵書としていただいていない。

1 一般書 ボーイズ ビー アンビシャス 二宮尊徳の会 二宮尊徳の会 2013年10月 281  
2 一般書 ボーイズ ビー アンビシャス 二宮尊徳の会 二宮尊徳の会 2014年07月 281  
3 一般書 ボーイズ ビー アンビシャス 二宮尊徳の会 二宮尊徳の会 2014年08月 281  
4 一般書 ボーイズ ビー アンビシャス 二宮尊徳の会 二宮尊徳の会 2013年03月 281  
5 一般書 ボーイズ・ビー・アンビシャス第3集 二宮尊徳の会 2014年02月 281  


新十津川町は、北海道の空知地方中部にある町。

ふるさとチョイス


特Aを超える「ゆめぴりか」を目指す
中空知エコ米生産共和国の挑戦
2017年01月04日
ここ10年間で、最も米づくりのレベルが高まった都道府県といえば北海道だろう。かつては新潟県とともに収穫量で全国1、2を争う米産地でありながら、味への評価は大きく差を開けられていた。

 「北海道民でさえ道外の米を食べ、北海道産米の道内での消費量が20%台だった時代もありました。でも、今は道民の80%以上が道産米を食べています。格段においしくなりましたね」と、ホクレン農業協同組合連合会岩見沢支所の北川学氏は話す。

 そのレベルアップの立役者といえるのが、多彩なブランド米だ。「ゆめぴりか」「ななつぼし」「ふっくりんこ」の3品種は、日本穀物検定協会が実施する「米の食味ランキング(平成27年産米)」で最高評価の特Aを獲得。北海道は、量だけではなく、質の面でも日本を代表する米産地になった。そんな北海道で、さらなるレベルアップを目指し、「究極のゆめぴりか」づくりを目指す「中空知エコ米生産共和国」を取材した。

全国的な知名度を持つ人気ブランド米「ゆめぴりか」。だが、人気の拡大とともに生産量が増え、産地によって質にバラつきが見られるようになった。

 「このままでは『ゆめぴりか』への信用が落ちてしまう。ワンランク上の『ゆめぴりか』をつくり、一般的な『ゆめぴりか』と差別化を図って、ブランドをより強固なものにしよう。そんな声が意識の高い生産者から出てきました」(北川氏)

 そして、平成22年に、中空知管内で減農薬・減化学肥料栽培に取り組む5つの水稲生産者グループが集まり、市町村の枠を超えた広域組織が誕生した。これが中空知エコ米生産共和国だ。

 中空知エコ米生産共和国が設けた栽培基準のハードルは、かなり高い。「ゆめぴりか」には一般的に販売されている慣行栽培米のほか、化学合成農薬・化学肥料の使用量を半分以下に抑えた特別栽培米がある。中空知エコ米生産共和国が提案する“高度クリーン米”は、その特別栽培米の基準を大幅に上回る。なんと、化学合成農薬を慣行栽培米の4分の1しか使用してはいけないというのだ。

 「4分の1は、かなり高いハードルですよ」と、中空知エコ米生産共和国で会長を務める奥井正勝氏は言う。

 「でも、中空知エコ米生産共和国の高度クリーン米には、もっと大きな壁がある。それがタンパク値です。お米はタンパク値が低ければ低いほどおいしいとされます。高度クリーン米のタンパク値基準は6.8%以下。慣行栽培米は7.4%以下が基準ですから、高い技術を持つ農家でも、この数値の実現はかなり難しいんですよ」

 奥井会長も、数十年にわたって農家を営んでいるベテランの生産者だが、このタンパク値はなかなかクリアできない。収穫した米のうち、高度クリーン米を名乗れるのはわずか30%程度。高度クリーン米の基準を満たさなかった米は、基準が下の特別栽培米に回される。

 「農薬の使用量は、決められた量を守ればいいだけの話。でもタンパク値は、作ってみなければわからない。丁寧に育てたからといって、タンパク値の低い米ができるとは限らないから難しいんです」

高いハードルが“本気”を引き出す

 それほどまでに高い基準を設ける意義は、どこにあるのだろう。ほかの農家は、このルールにきちんと従っているのだろうか。

 「意外にも、みんな、楽しんでいるんですよ。高いハードルがあると、やる気になるものです。それが、“ものづくり”に打ち込む人の気質というものでしょうね。特に、若い生産者が熱心なんです。研修会や勉強会に積極的に参加し、タンパク値を下げることが上手な農家から、いろいろな技術やアイデアを学ぶ。近年、農家は高齢化が進んでいますが、中空知エコ米生産共和国は、若い人が元気ですよ

 今回の取材で奥井氏の田んぼを訪ねたところ、「ゆめぴりか」の新米をごちそうになった。つややかに輝く、美しい炊き上がり。低アミロース品種らしく、かなり粘りが強い。かみしめると、豊かで濃い甘味みが引き出されていく。ご飯に合わせて、北海道産のカレイの焼き魚と豚汁を食べたが、相性が実にいい。魚の旨味や濃厚な味噌に負けないくらい、ご飯の味がしっかりとしていて、食がどんどん進んでいく。





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最終更新日  2017年01月31日 21時18分57秒



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