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カテゴリ:イマジン
2019年1月14日のファミリーヒストリーのゲストは堺正章さんで、お父さんは堺駿二という伝説の喜劇人だった。
堺駿二のお兄さんに浪曲師の初代港家小柳丸があり、その名跡は現在でも残っているという。 港家小柳丸は破天荒な人で、酒飲みだった。 堺駿二に「唄入り観音経」という見事な浪曲調を映画の中で演じているが、きっと港家小柳丸の実演を見ていたのであろうか。 堺駿二はターキーこと、水の江瀧子の劇団たんぽぽに出ていたが、昭和19年徴集され、横須賀海兵団に行くこととなった。水の江は劇団員としての給料を払い続けると約束した。 堺駿二の妻、つまり正章の母は幹千代子といい、昭和7年、松竹少女歌劇団に入団し、芸名は三浦たま子と名乗ったが、桃色争議(別名ターキー争議。水の江滝子が先頭に立ち、歌劇団の待遇改善を求めた)で歌劇団を離れ、駿二と知り合い、一緒に暮らすようになった。水の江滝子との縁はそれ以来で、その繋がりもあって世帯主の堺駿二が徴集された後も、堺家に給与を払い続けたということであろうか。 堺駿二は戦地へ赴くことなく終戦。 以前、同郷の友人と話したことがある。 「私たちは、私たちの父があの太平洋戦争時代に戦争で生きていたからこそ、戦後この世に生を受けることができたのだ。なんと奇跡的なことであろうか」と。 番組の最後に北上市の「サトーハチロー記念館」が出てきて、サトーハチローがよんだ「堺駿二」の詩が素晴らしかった。それはまた「堺正章」その人についての詩のようでもある。 「報徳訓」にある「父母の富貴は祖先の勤功にあり。 我身の富貴は父母の積善にあり。 子孫の富貴は自己の勤労にあり。 年々歳々報徳を忘るべからず。」 「我身の富貴は父母の積善にあり。 子孫の富貴は自己の勤労にあり。 」そのままの堺駿二ー堺正章の生涯である。 堺駿二という男 ・・・・・ 少しも骨身をおしみません かげもひなたもございません 腰が低くて義理がたく どんな役でも投げません 学者金持重役などは 死んでも彼にはやれません ああそれ故にそれ故に 人気があるのでございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年01月16日 04時04分15秒
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