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カテゴリ:マザー・テレサとマハトマ・ガンジーの世界
私たちのしていることは
大海の一滴にすぎないと感じています けれど もしその一滴がなければ 海はその一滴分 確かに少ないということです 私たちは数や量では考えません いつもその時たったひとりの人を愛しているのです。 どんな時でも いつも ひとりのその人に集中してお世話をしているのです 「マザー・テレサの愛という仕事」56ページより 1948年に私はロレッタ修道院を離れました。 それが私にとって初めての旅であったわけですが、ちょうどカルカッタの市街を歩いているときに、一人の司祭が私の方に向かってやってきました。 そして彼は、カトリックの出版物のために寄付をお願いしたい、というのです。 一瞬ためらいました。 私は旅立つ時は5ルピーを持っていたのですが、途中で貧しい人に4ルピーを渡してしまったので、手元には1ルピーしか残っていなかったからです。 しかし私はその1ルピーを彼に寄付させてもらいました。 その日の午後のことです。 先ほど出会った司祭が一通の封筒をもって、私を訪ねてきました。 ある人物が、私が行おうとしていることを耳にしてぜひ援助したいということで、その封筒を司祭に預けられたのだそうです。 封筒を開けてみると、そこには50ルピーが入っていました。 その時私は、神が私の仕事を祝福してくださっているのだと、実感しました。 そしていかなることがあっても、私を見捨てられることはないだろう と改めて思ったのです。 「同書」80ページより 私たちのしていることは、大海の一滴にしか過ぎないかもしれません。 しかしもし私たちの誰かがこの活動を辞めてしまったなら、大海の水は確実に一滴減ってしまうのです。 私たちは弱気になってはならないのです。 勇気を失ったり、不幸になってもいけないのです。 もちろん、イエスのために活動しているわけですから、そのようになることなどありえません。 全世界に向けて、私たちは活動していきたいのです。 全世界・・・・・。 なんて壮大で力強い響きでしょう。 貧しい人々は無数に存在します。 しかし私たちはそれぞれ、一度に一人のことしか考えることができません。 一度に一人の人には奉仕できるのです。 その一人とは・・・そう、それはイエスです。 貧しい人に食べ物を与えてあげれば、その人はきっとこういうでしょう。 「私はとてもおなかが空いていたのです。あなたは私を元気づけてくれました」と。 それはイエスの言葉でもあるのです。 イエスはたった一人です。 私は貧しい人々の言葉をイエスの言葉として受け止めてきました。 「あなたは私のために・・・・をしてくれましたね」という言葉を・・・・。 一度に一人の人を救うことはできるのです。 そして、一度に一人の人を愛することもできるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月25日 06時58分08秒
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