ジミーの車たち(3)最終回(笑)
5台目はポンティアック・グランダム87年式。(1991-1993) アメリカ上陸第一号のクライスラーがあまりに情けなかったので、予備として安い値段で買った車だった。 この後数年間、車二台時代が続くがクライスラーのあまりの不甲斐なさに800ドルで売る・・・というか800ドルでしか売れなかった。 買った時に4500ドル払ったことを考えると、あの田舎のディーラーにかなりぼったくられたみたいだ。 ところでポンティアック・・・いい車ではなかったけどクライスラーよりはずっとましだった。 でも、ドアなんてぺらぺらだったしATギアはきちんと入らないし、やっぱりアメ車はもうこりごりだと自覚させてくれた車。 排気量は2.5㍑、その他の詳細は不明・・・と言うよりも知りたいとも思わなかった。6台目は日産クウェスト1993(1993-1999) アメリカ上陸後初めて買った新車。 ミニバンなんだけどね。 日産と言っても日産とフォードの共同開発車で日本では売ってなかったはず。 7人乗りで使い勝手は良かったけどシートが狭かったなあ。 本当は4駆が欲しかったんだけど値段的に約半分くらいだったんで当時はやり始めていたミニバンにした。 コラムシフトのAT車だから最前列に3人用のベンチシートを作ってくれれば8人乗りになったのに、何となくあの空間がもったいなかった。 3㍑Vエンジン6気筒138馬力。 大して強いエンジンじゃなかったけど、あの重い車体を結構ぐいぐい引っ張っていた。 また6気筒という事もあってとても静かだったなあ。 気に入ったのは当時としては珍しく後ろの座席二列とも移動できるから色々なシートバリエーションができたこと。 だから真ん中のシートははずしてあることが多く、そして最後列のシートは最前列のシートの真後ろまで引っ張って折りたたんでいた。 そうすると、結構大きなカーゴスペースになるんだよ。 いかんせん燃費が悪くてね。 でも、当時新作だったこの車、店頭価格18000ドルだったのを最終的に14500ドルまで下げさせて、それで責任感じて買ってしまったみたいなところもあった。 良く友達に言われてた、「あいつはミニバンをスポーツカーのように運転してる・・・」って。 確かに酷使したかもしれないなあ。7台目はChevy S-10 ピックアップトラック99年式。 (1999-2003) トラックか四駆が欲しくてうろうろしたんだけど日本製のトラックってやっぱり乗用車くさくて今回だけアメリカ製のトラックにしてみた。 ちょっと大きいんだな、中が。 トラックにした理由は、ミニバンだと結構使われるんだな。 空港に誰々が来るんだけど迎えに行ってくれだの、何々を運びたいんだけど貸してくれとか・・・。 トラックでも同じようなもんだけど大人二人しか乗れないからね。 まず航空へのピックアップって頼まれることなし。 で、物を運ぶ時だって雨が降ってたらカバーなんてないから意味ないしね。 手伝うのはいいんだけど、かなり限られるから(笑)。 それでも普段から仲のいい友達に頼まれたら雨だろうが雪だろうが手伝うけどね。 2.4㍑直列四気筒シングルカム8バルブ。 馬力は120、後輪駆動。 雪道は堪能しましたわ・・・つるつるあっちこっちに振り回されて・・・。アメリカに来て始めてのマニュアル車。 出来はそれほどいいとはいえないけど、充分運転する楽しみは味わった。 ただ、両親がそろってきた時にこの窮屈なトラックで移動したんだけど、やっぱりもうちょっとスペース欲しかったね。 燃費もまあまあだったなあ。 平均するとガロン当たり23マイルくらい。 ただ、タンクが19ガロンタンクだったから満タンにすると結構かね払ったなあ。 これを買う時もクルーキャブにしようか四輪駆動にしようか色々迷ったんだけど、一番シンプルな奴に決めた。 だって、普段は一人で走っているし雪道も年間に早々あるわけじゃないからね。 路面が凍っていたら四駆だろうがなんだろうが滑っちゃうんだから。 それに、クルーキャブにすると4000ドルプラス、それに四駆にすると更に4500ドルかかるから、それだったらSUV買えちゃうからね。そそ、僕のS-10、4年間ご苦労さんでした。 楽しかったぜぃ。