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テーマ:お勧めの本(7221)
カテゴリ:本
出版社: 早川書房 サイズ: 文庫 ページ数: 382p またまた由香さんの感想で興味を持ったのですが、 映画の前には原作を読まない私(^^ゞ 映画を観終ったので、やっと原作を読む事ができました(笑) 私はミステリーは好きですが、SFとかホラーはほとんど 読まない私なので、SFホラーとなっていたので、 ジャンル的にどうかなあと思ったのですが 結論からから言えば、いやあ~~面白かったです 前半からぐいぐい惹き込まれて、読んでいるだけで 怖くて怖くて(どういう怖さかと言うと、わけがわからない 怖さと言うか不気味怖さと言うか、上手く言えないのですが、 とにかくじわじわ怖いんです・(^^ゞ) ドキドキしながら読んでいました(^^ゞ でも、こう言う怖さ好きです。(最近鑑賞した インベージョンにも ディスタービアにも こういう怖さが感じられなかったんですよね・・・) 医者でバツイチの主人公マイルズによって物語は 語られていきます・・・ 『これからあなたの読み始めるこの物語には、未解決のまま 終わる疑問や、最後まで解答のできない問題が、おそらく 数多く出てくると言うことを、まず警告しておこう。最後には すべてが手際よく結びあわさって、何もかも解決され 満足のゆく説明がなされるーこうしたことはこの物語に かぎってはない。すくなくともわたしにはできない・・・・』 と小説は始まります。 主人公マイルズと幼なじみ(恋人?) の美しい女性ベッキー、マイルズと親交が深い ぺリセック夫妻の4人が街や、街の人々の 変化に、重大な事件が起こっていることに 気がついて、どうにかしようとするのですが あっと言う間に宇宙種子(莢)にのっとられてしまい、 さらに追い詰められて行く・・・ 前半は、地下室で人知れず人間に変形(コピー) していく宇宙種子(莢)の描写を読んでいて 想像(妄想?笑)がふくらみ、ドキドキ・・・ 怖い・・・怖い・・・ そして後半は、追い詰められて行く マイルズとベッキーがどうなってしまうのかと ハラハラしながら読み、次は、次はと言う感じで ページをめくり、結末が早く知りたいと アッと言う間に読めました ある日突然に自分の家族が、友人が、知人が 外見も声もしぐさも傷跡さえも、すべて同じなのに、 人間の直感みたいなもので何かが違うと感じ、 別人と感じる・・・それってもし自分がそうなったら と考えると恐ろしくなりました SFホラーとありますが、もちろんそうなのでしょうが 私にとっては、私が好きなミステリーと 言う感じもしました インベージョンは、この本が原作と言っても 設定は主人公から違いますし、宇宙からの 侵略者の正体も違います。 同じだったのは、眠ってはいけないことぐらでしょうか・・・ 原作は50年も前のものなので、設定を現代にするためには ストーリーが変わるのは当たり前なのかも しれません。 私は映像のインベージョンより、この小説のほうが 怖かったです(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.06 22:56:36
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