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テーマ:お勧めの本(7263)
カテゴリ:本
楽天ブックス 著者: 伊坂幸太郎 出版社: 新潮社 サイズ: 文庫 ページ数: 485p 発行年月: 2006年07月 本体価格 629円 (税込 660 円) ルールは越えられる。世界だって変えられる。 読書界を圧倒した記念碑的名作。文庫化にあたり改稿。 兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。 家族には過去に辛い出来事があった。その記憶を 抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。 連続放火と、火事を予見するような謎の グラフィティアートの出現。 そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。 謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは――。 溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。 いつもお邪魔させて頂いている由香さんのブログで<昨年の11月頃>、 初めて伊坂 幸太郎さんを知りました。 <今頃彼を知ってお恥ずかしいのですが(^^ゞ> その時に読んでみたいと思ったのですが 読む本が山積みでして、そのままになって いました そうこうしているうちに、映画でSweet Rain 死神の精度を観て その原作を読んでみたくなり、死神~を 読んでから、この作品を読もうと思っていたのですが こちらの本が先に手に入り、最初に 読むことになりました 続いて、死神の精度、アヒルと鴨のコインロッカー ラッシュライフ、グラスホッパーと読みましたが (そのうちにアップするかもですが(^^ゞ) それぞれに良さはありますが、今のところ、 やはり、この作品が1番好きです 冒頭の1行からこの本に惹きこまれて行きました その1行目がここに書けないのが残念です。 書けないと言うより書きたくないのかもしれませんが(笑) そしてラストの1行(冒頭の1行と同じ)を読んで やっぱり『いいなあ~~この1行』と感じました。 美しい母は亡くなり、父親は癌で闘病中、弟の春と 兄の泉水は仲の良い兄弟だけれど 春は母親がレイプされて産まれた子供でそれぞれに 苦悩を抱えて生きている・・・ この設定を見ても辛く重そうな内容なのですが、そこに 連続放火と言う事件がからんできます 連続放火の犯人は?放火と落書きとの関係は? 謎解き部分もあってミステリーも味わえるのですが それよりも兄弟愛、親子愛、家族愛を 感じさせてくれた作品でした 亡くなった母親も含めてのこの素晴らしい家族に 4人の家族愛に、読んでいて目頭が熱くなり、 読み終えてなんとも言えない心地良さを感じて 不思議な感動を覚えて本を閉じました。。。 伊坂さんの作品には、他の作品の人物が登場する と言うことがあるようなのですが 今回はラッシュライフに出ていた泥棒(と言っても スタイリッシュなイメージの泥棒なのですが)黒澤が 出てきてなんだか嬉しくなりました <私が読んだ本の順序から言えば、ラッシュライフを読んでいたら、 黒澤が出てきたと言うことになりますが> 目次は58にも別れてい(^_^;)てそれぞれに タイトルがついています タイトル全部は書けませんが(笑) 例えば、 ジョーダンバット、父の病気とピカソ、父の価値とゴッホ 地獄変、エンジン・円陣・猿人、桃太郎、アレクサンダーグラハムベル、 フェルマー・ラスコー・エッシャー、父の憂鬱とシャガール レトリーバー・・・とこんな感じです。 この見出しを見ただけでもわかるように 雑学も勉強できます(笑) ちなみにこれを見た長男は短編集だと 思って読み始めました(笑) もちろん、読んだら惹きこまれ1日で 読んでしまったようですが(笑) 「春は俺の子だよ。俺の次男でおまえの弟だ。俺たちは 最強の家族だ」と言う父親の言葉に涙 「お前は俺に似て、嘘が下手だ」と春に向かって言う 父親の言葉に涙 初めて読んだ伊坂さんの作品に、魅力的なキャラクターに スタイリッシュな文体に、すっかりやられてしまい 当分は伊坂さんにはまる予定です(笑) って言うか、はまって現在5冊目、オーデュポンの祈り 読書中です この作品は映画化が決定して配役も 決まりました。 本で感動したので、映画でも感動させて 欲しいなあ。。。 <仙台での記者会見・eiga.comより> 映画は今年の3月30日にクランクイン、公開は 2009年、春、公開予定です キャストは 加瀬亮(兄の泉水)、岡田将生(弟の春)、小日向文世 (父親)、鈴木京香(母親)、渡部篤郎、岡田義徳 吉高由里子さんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.06.16 21:47:41
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