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ひろちゃん★510
映画の感想が中心で、たま~に読書、グルメ、お買い物 などの日記を書いているミーハーなブログです^^
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父親は、犯人を追う。 刑事は、父親を守りたかった。 上映時間 112分 製作国 日本 公開情報 劇場公開(東映) 初公開年月 2009/10/10 ジャンル ドラマ/サスペンス/犯罪 【解説】 東野圭吾の衝撃の問題作を「半落ち」「博士の愛した数式」の寺尾聰主演で 映画化したサスペンス・ドラマ。しばしば議論の的となる少年犯罪と少年法の 是非を真正面から見据え、少年たちによって無惨に殺された愛娘の復讐に 走る父親の苦悩と、それを追う2人の刑事の心の葛藤を描く。 共演に竹野内豊、伊東四朗。 【ストーリー】 むごたらしい事件によって、大切な一人娘を亡くした長峰(寺尾聰)。 ある日、娘を殺した人物の名前と居場所を偶然知った長峰は、犯人の 年の一人を殺害。後日、もう一人の犯人を追う長峰から、殺害の自供と 現行の少年法への憤りをつづる手紙が警察に届く。 一方、長峰を追う捜査本部の織部(竹野内豊)は、法と正義のはざまで やるせない思いを抱いていた。 【感想】 <> 10日シネマズデイの2本目はこの作品を鑑賞しました。 1本目に観たカイジ、この作品の犯人の少年の1人の名が 菅野カイジでカイジつながりの鑑賞となりました(笑)
「手紙」は映画を先に観て、容疑者Xの献身は本を先に読みました。 映画は両方とも良かったのですが、やはり原作ありきですから原作には勝てません。 2本とも映画にも泣かされましたが、それ以上に本に泣かされました この作品は、友人が「とにかく重い話」「救いようがない内容」 「本を読んでいるから、映画はとても観れない」などと言っていましたので この作品も原作未読での鑑賞となりました。 <いつも基本的には映画の前に原作は読まないんですけどね> 本の内容は「少年法と被害者感情の乖離など社会に対する問題提起」 映画のストーリーとしては、最愛の娘が、少年たちによって凌辱され殺された 父親の復讐ということくらいしか知らないという状態での鑑賞でした。 終始暗い画面、重い内容、台詞は少なく・・・私たち観客もじっと 息を詰めているかのような空気が館内に漂っていました。。。 映画自体は、とても地味で淡々とした作りでしたが、寺尾さん、伊東さん、竹之内さん とキャストが良かったの飽きずには観れました 以下映画の内容に触れています 飽きずには観れましたが・・・ ただ、リアルさを求めるなら、容疑者の家の留守電がそのままとか、 GPSがあるんじゃないかとか、密告した少年をなぜ監視していないのか (映画には描かれていなかったけれど監視していたのかな?) 菅平から、なぜわざわざ川崎まで?とか、あんなに刑事がいて あのような警備体制で、なぜ中井の携帯の内容を聞けるような 装置がついてなかったのかとかなぜ1発で射殺したのか・・・ とかいろいろ疑問(ツッコミどころは)は感じてしまいました ですが、そういうことに目をつぶれば(^^ゞ映画として観れば (割り切れば)、当事者となってみなければわからない さまよう心情を描いていたような作品だったように感じました。 激昂して犯人の1人を殺めた長嶺でしたが、、被害者側でありながら 加害者にもなってしまったその後、もう一人の犯人を探して、 肉体は長野の雪原をさまよい、心は、何かを考え、何かを感じ さまよっていたように思います ラストシーン、私は長嶺に犯人を撃ち殺して欲しかったですが、 空砲なんだろうなあと言うことは、それまでの流れで何となく 想像はできました。(確信ではなかったけれど) それゆえ、長峰を射殺した真野の行動に驚きましたが、 「あの人には、長嶺には、未来なんてないんだよ」と 真野が織部に話していたシーンを思い出しました 長嶺の心情を1番わかっていた(死ぬつもりだった)のは 真野だったのではないでしょうか・・・ 未来のない長嶺を射殺したのは真野のやさしさだったのかもしれない と考え直しました。ですが、法を守る立場の人間として、真野刑事は、 1番重いものを背負ってしまったように感じました また、長嶺に殺されなかった少年が更生するかは疑問ですし、 現代社会に多いような中井(密告した少年)も私にはゆがんだ性格に 思えましたから、彼のその後の人生(彼がどのような人間になっ行くのか) も気になりました。 大きな感動とか号泣とかはありませんでしたが、長嶺のやり場のない 怒りや哀しみを感じながら、いくら残虐な犯行でも、少年法に守られて、 その罪の重さに見合う量刑がなされない法律の現状、市民よりも法律を守る 警察、現代社会における正義とはいったい何なのか、・・・ いろいろと考えてしまいました。。。 「光も華もないストーリー」を「物語の本質を理解し、光の変わりに闇を、 華の変わりに毒を描くことに徹した作品に仕上げている」と原作者の 東野さんの言葉がチラシにありましたが、本当に暗く重く救われない内容でしたけれど、長嶺の雪を踏みしめる音が耳に残り、余韻が残る作品でもありました・・・ 今までがそうであったように、当然ながら、映画よりも本のほうが、 素晴らしいので、この作品もキャストの好演で悪くはなかったのですが、 原作のほうが読み応えがあると思いますし、いろいろあったツッコミどころも 映画にはあったけれど、原作にはないかもしれないので、原作を読んで みたいと思います。 10月10日(土)より公開 <パンフレット¥700クリックで公式サイトへ> この難問に取り組んだ俳優陣、スタッフに敬意を表します。 現実を描いた大人の作品だと思います。 東野圭吾 <パンフレットより> <109シネマズ川崎で鑑賞> <川崎で鑑賞していたのですが、チネチッタだったら、もっと 臨場感が味わえたかも?とか思ってしまいました> <出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ サイズ: 文庫 ページ数: 499p 発行年月: 2008年05月 本体価格 705円 (税込 740 円) クリックしていただけたら嬉しいです
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