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カテゴリ:読書
「ニート」絲山秋子/著
かけだしの女性作家と、 会社を辞め、引きこもりをつづけて困窮を極める青年との淡い関係を描く表題作。 大阪の彼女と名古屋の育ての母との間で揺れる東京のホテルマンを描いた「へたれ」他全5篇。 気鋭の傑作短篇集。 キミは来る日も部屋に閉じこもって、 借金の取り立てと光熱費の取り立てに脅えながら暮らしていた。 食事は一週間に三食。 一食は具の入っていないインスタントラーメンで、 あとの二食は調味料だけで作るチャーハンだった。 ・・・・・・キミが死んでしまうと思ったのは少し大袈裟かもしれないが、 なんでこんなになるまで私に黙っていたのか、と勝手な思い込みをしてみたら泣けてきた。 それでここ数日というもの、恋するようにキミのことを思った。 キミの今の生活、今よりもう少しマシな生活のことを思った。 どうでもいいって言ったら、この世の中本当に何もかもどうでもいいわけで、 それがキミの思想そのものでもあった―。 洗練と節度を極めた文章からあふれ出す、切なくも甘やかな感情。 川端康成文学賞受賞、気鋭の作家が切り取った現代の生のかたち、珠玉の五篇。 【目次】 ニート/ベル・エポック/2+1/へたれ/愛なんかいらねー (楽天booksより) 話題作と言う事でかりたんですが 「ニート」と「2+1」が良かった。 繊細で、能天気で遠慮しちゃう主人公が可愛くって おまけにそういいながらも、結構図太い所・・・ 本当は今頃逆の立場だったのかも? と思えるのは、愛だと思うな~ そして、ちょっと怖い「ベル・エポック」 引っ越しトラックを見送りながら ゾッとした後味の悪さ。 絶妙。 今日も図書館へ行って本を借りて来ました。 そしたら予約していた本が来ていて嬉しい~ だって「間宮兄弟」だよ!! ページをめくるのが楽しみなんだけど 今日は子供達のお稽古で大忙しの火曜日 夜にならないと本を開けられません。。 夜が楽しみ~~ ではまたv お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月09日 16時04分28秒
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