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ちょっと本を作っています

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Mar 13, 2005
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カテゴリ:本を作る
自費出版業者が見たら頭に来るでしょうが


自費出版業者が次々と電話で声を掛けているようです

ここ数日会った人やメールや電話を頂いた人と同じ話題になりました。

共同(協力)出版の話です。この一、二ヶ月電話攻勢が凄いようです。

これらの自費出版業者の売上げが激減しているという話も聞きました。


当然だと思います。そうそう誰も彼もが引き込まれるとも思えません。

一度出版したら、二度と共同出版なんて厭だと思う人がほとんどです。

リピーターを掴めない仕事のやり方にはどこかに問題があるものです。


「本来は出版社が自分の責任とリスクで本を出すものですよね」

「原稿を書いた人に印税を払うのだって当り前ですよね」

昨日の日記に書いた『佃島ひとり出版社』さんのつぶやきです。


出版業界に飛び込んで二、三年の彼女でもそのように考えています。

それが今も主流であるし、出版社の本来の姿であると思います。

すべてとは申しませんが、自費出版業者はお金を出す著者がお客です。


お客はだれ? 著者なの? 読者なの?

『38万円で本はできた』で一番強調したかったテーマです。

本来、お客さんは読者の方たちです。著者はパートナーだと思います。

お客さん(顧客)に満足を与える商品を提供するのも当然だと思います。


一方でパートナーである著者を大切にしない出版社は考えられません。

確かに今の出版不況です。パートナーの著者にも協力してもらいます。

本当の意味の共同(協力)出版が求められているようにも思います。


「本屋さんに並べてあげますよ」

そんなの当り前です。本を売ろうと思えば当然です。

流通上の問題はあるものの売れる本を置きたいと本屋さんも考えます。


最近、売り出し中の自費出版業者もそれほどの歴史はありません。

出版取次との条件も劣悪です。売れない自費出版本中心では当然です。

だから、これらの『出版社』での売上げは期待できません。


リボンリボンさんの本のこと

自慢するためでも、友だちに配りたいから作る本でもありません。

偽ブランド商品とインターネット詐欺のことを訴えたいのです。

本来なら、出版社が自分の経費とリスクで出版すべき内容です。


売れるかどうか分かりません。

確かに出版社としては、出版に踏み切れない内容です。

彼女が自費出版でも出したいという話に私は乗りました。


彼女の予算はギリギリ38万円です。それだって大変な出費です。

話を聞いて、これは遜色のない、いい本を作るべきだと思いました。

「いいですよ。超過した分は私が負担します」


「ご隠居さんにそこまで迷惑を掛けると悪い」

彼女はそう言ってくれました。でも私こそ申し訳ないと思っています。

本来は出版屋である私が、すべて負担すべきなのですから。


これからの個人出版

あえて私は共同(協力)出版という言葉を使いません。

出版屋である自分が出したい本だから手掛けるのです。

私に資金とリスクを負担する能力がないから著者にもお願いします。


たかが本を作り、本屋さんに並べるだけで利益は乗せられません。

どのような商売でも同じだと思います。まず投下資金の回収です。

また、リスクを負い資金を負担した人がハイリターンを受けるべきです。


資金もリスクも著者持ちが今の共同出版です。

さらにそこに自分たちの利益まで乗せる商売は共同出版とは言えません。

その本で利益が上がってはじめて応分の分配を頂くのが筋だと思います。


引き続き、個人出版を支援して行こうと思っています。

でも本が出来ただけで利益を上げるつもりはありません。

それは著者と出版屋の出発点にしか過ぎないと思っています。


それでも共同(協力)出版をお考えの人に

物を買うときには、ほかの商品やほかのお店と比較すると思います。

腹立たしいことですが、自費出版業者の数も増えました。

せめて他の自費出版業者と、見積り合わせをしてみたら如何でしょう。


相手の言い値どおりに契約することもないと思います。

私は、自費出版業者の話を聞くこと自体、止めるべきだと思っています。

パターン化されマニュアル化された今の自費出版業者の手口です。


本を作りたい人なんて、ネギを背負ったカモのような存在です。

何でこの人までと思えるぐらい話に乗せられてしまいます。

「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)」と同じぐらい引っ掛かるのです。


「私に限ってそんなことはない」って誰もが思っています。

実は、自分は大丈夫だと思っている人が一番引き込まれやすいのです。

自分に対する過信があるから危険なところへ踏み込んでしまうようです。




私の本もお忘れなく。お願いします
共同(協力)出版を考えておられる方には、ぜひ読んでもらいたい本です。

私の本のご注文はこちらから
楽天ブックストップページ
『38万円で本ができた』『身も心も捧げた女は飽きられる』





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Last updated  Mar 14, 2005 07:22:36 AM
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38万円で本ができた


第一章 もっと手軽に自分の本を作れたら


第二章 協力出版と懸賞募集の甘い罠


第三章 自分の本を作りたい理由を考えよう


第四章 本にする原稿をまとめよう


第五章 自分の本を売ってみよう


第六章 安く本を作る方法を考えよう


第七章 物書き稼業と編集者稼業の裏表


第八章 昨今の出版業界のお寒い事情


第九章 いまどきの本屋さんと物流事情


第十章 出版業界こぼれ話


【出版後記】


負けてたまるか


その1


その2


その3


その4


その5


その6


舞台裏からの独白


すぐそこの田舎暮らし


第一章 先住民/黒猫の『タンゴ』


第二章 山里「コンタ」発見


第三章 知らないってことは


第四章 竹の子で仲間を釣り上げる


第五章 森の天使の小さな落し物


第六章 小悪魔『チビクロ』参上


第七章 チビクロ砦とチビクロ王国


第八章 まったくもう、田舎暮しってヤツは


第九章 チビクロ、チビコゲへ変身中


第十章 隠れビーチで日向ぼっこ


第十一章 チビクロ、何処へ行こうか


第十二章 何で、お前まで行ってしまうの


第十三章 ムジナに見送られ、街へ帰る


エピローグ みんなで遊ぼうよ


両国・千夜一夜物語


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後編


はみ出し人生・出版屋稼業


第一話 私の出版屋事始め


第二話 ちょっぴり生意気だった理由


第三話 出版企画会議の話


第四話 土木から資格試験へ


第五話 工学書転じて実用書に 


第六話 なぜかスキー書


第七話 退職、そして創業


第八話 行け行けドンドンの始まり


第九話 原稿は役員専用車で届く


第十話 スパイにされちゃった


第十一話 ただ酒、ただ飯、お土産は仕事


第十二話 閃いた


第十三話 出版から映像へ


第十四話 ヒットチャートに載っかった


第十五話 思えば、いろいろやったもんだ


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第二章 したたか女はイイ女


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第四章 私の出会ったイイ女列伝


エピローグ


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第二話 やっぱり巻き込まれてしまった


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