カテゴリ:隠居のひとり言
リアルタイムで情報が届く ミクシィのコミュニティに、新風舎の被害者や関係者から次々と情報が届く。 一方で新風舎保全管財人川島弁護士の「お知らせ」「質問に対する回答」がHPに掲載される。 被害者の数は1万数千人にも及ぶ。その被害者にとって著書の行方が最大の関心事だ。 2転3転、インターネットをやっていない人たちは、完全に蚊帳の外に置かれた状況だ。 ミクシィのコミュニティ『新風舎問題を考える』 マスコミは取り上げない 被害者の数の多さは膨大だ。そんじょそこらの詐欺事件より遥かに多い。 過去に遡って考えれば、途轍もない被害者数と被害額と言える。 それでも朝日新聞を始め、マスコミは速報を流さない。流せないのだ。 もちろん事態の展開の目まぐるしさも一因である。 それ以上に新風舎を始めとした文芸社など共同出版問題への責任がある。 彼らを利用し、膨大な広告収入を得ていたのが大手新聞社だ。 朝日新聞に載った新風舎松崎社長の特集記事を見たから契約したという人も多い。 新風舎の社会的責任を問うと、自らの責任が問われることになる。 新聞業界の終焉すら感じさせられる 広告収入に頼り、広告収入の減少に焦り、スポンサーや広告代理店に媚を売る大手マスコミ。 ネット仲間が書いていたが、今やマスコミとはインターネットであり、新聞はミニコミに凋落した。 それもスポンサーや広告代理店に媚びへつらうミニコミにしか過ぎない。 今回の新風舎破産の報道の姿勢を見ても、ジャーナリストの権威も地に落ちた。 その一方で、ミクシィのコミュニティは、想像を遥かに超える力を発揮している。 今や正確な情報は、新聞などの既存マスコミでなく、インターネットによってもたらさられる。 インターネットをやらない被害者にどのようにして伝えるか この3日間、昼夜を分かたず、私はパソコンの前に座り続けた。 ミクシィのコミュニティなどへの書き込みやインターネット新聞JanJanへの寄稿。 メールやブログへのメッセージ。書き込まれたコメントへの返事や激励。 落胆の余り一睡も出来ない被害者もいる。混乱して鬱状態になった被害者もいる。 幾度かのやり取りの後、冷静さを取り戻した被害者も数多い。 インターネットをやっていて良かったと書いてきてくれた人も20人を超えている。 問題は、インターネットをやっていない被害者の人たちだ。 新風舎の保全管財人からの連絡も届かず、新聞にも報道されない。 自らの責任を棚上げして情報提供の責任さえ負わないマスコミに怒りさえ覚える。 私が関ってきたマスコミの世界って、元々がこうだったのだろうか。
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