カテゴリ:日記(diary)
以前、専門誌の近代柔道でも取り上げられていましたが、中学校において部活動が軽視されていると思われます。
就学時間外の部活動を課外と位置付け、事故、事件などを警戒し、活動に制約を設ける学校もあると聞きます。 また、教諭の赴任先(学校)の決定にあまり部活動を考慮させない傾向もある様です。 結局、柔道部のある学校に経験者の教諭がいないため廃部になる。 あるいは、有能な経験者の教諭が柔道部のない学校に勤務すると言った矛盾した状況が現実的に見受けられます。 将来、教員を目指す柔道経験者の学生達が、この様な現状から、中学校ではなく、高校の教員や私立校の教員になってしまうことも頷けます。 小学校の頃に、全国大会への出場経験もある子が、中学校に柔道部がなくてサッカー部に入ったと言う話しもあります。 立派な柔道場があるのに柔道部がないばかりに、倉庫代わりになっている惨状は、悲しくて仕方ありません。 しかし、この度、文部科学相の諮問機関である中央教育審議会が以下の様な発表をした様です。中学柔道において、何らかの良い働きになってくれると嬉しく思います。 <中央教育審議会>「武道」必修化を大筋了承 [ 毎日新聞 09月04日 19時13分 ] 学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の専門部会は4日、中学校の保健体育で選択必修になっている武道(柔道、剣道、相撲など)を1、2年生の男女を対象に原則、必修化することを大筋で了承した。昨年12月改正の教育基本法に盛り込まれた教育目標「伝統と文化の尊重」の実現を目指す。 この教育目標は「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養う」といういわゆる「愛国心」表記として、賛否を呼んでいた。 専門部会は、武道の必修化は教育目標と一致するとともに、子供の成長過程を考えると、中2までは、男女ともに複数の競技を体験させるのが望ましいと判断した。 現行の学習指導要領では、中1が武道かダンスのいずれかを選択。2、3年生は球技、武道、ダンスのうち二つを選択することになっており、男子でもダンスを行うケースがあるという。 文科省が公表した来年度予算の概算要求でも、教員の武道の指導力向上などを目的に、地域の道場や体育系大学と連携などを行う新たなモデル事業に約5000万円を計上するなど「武道重視」の方針が打ち出されている。 よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.06 21:46:52
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