違いは、コネ!「違いは、コネ!」2005年10月22日の日記よりパンの本に書いてあるレシピって、 粉や水の量、温度、時間は正確に、 って注意書きがついていることが多いですよね。 私がパンを焼くときは、量りを使いません。 使っても、計量カップくらいです。 粉の量も、水の量も、非常に適当です。 もちろん、醗酵機なんて持っていないから、 室温によって醗酵にかかる時間も、焼くたびに異なります。 ブレッドメーカーなんて高価なものも、ありません。 作り付けのガスオーブンだけが、私の心強い味方です。 私が好みのパンは、周りがカリッと、中はモチモチしているパン。 赤坂の駅ビル「ベルビー赤坂」の一階に入っているパン屋さん。 ここのパンが好きです。 以前、夫の職場が永田町だった時は、よく買ってきてもらいました。 でも、こういうパン屋さんのパンは、値が張るので、 私のような一般庶民が毎日食べるのは、ちょっと無理。 なら、「自分で焼いてみようか」と思い、パンを焼き始めました。 上に載せた写真は、先日焼いたパンの断面です。 外側はカリッと、中はモチモチしています。私はこれが、好き。 下の写真は、今朝焼いたパンの断面です。 外側はカリッとしているのですが、中はふわふわです。 一般的に好まれるのはこっちの「ふわふわパン」かもしれませんね。 こんな写真では、違いがわからないから、味見に送ってよこせって?(笑) この二つのパンは、同じ粉、同じ酵母、同じ焼き方なのに、 食感がまるで違うのです。 違いは、捏ね。 モチモチの方は、捏ね時間が少なく、 非常にべたついた状態のまま醗酵にまわします。 ふわふわの方は、しっかり捏ねて、べとつきが少なくなってから、 醗酵にまわします。 モチモチパンの生地は、べとつくので、とても成型しづらいです。 焼いている時も、形が崩れやすく、ベローンと広がってしまいます。 反対にふわふわパンの生地は、成型が楽です。 焼きあがりも、腰高で、見た目がきれいに焼ける事が多いです。 プロの職人さんなら、モチモチのパンでも、 見た目美しく作る事ができるのでしょうね。 でも、私のような素人には、両方は無理。 味と取るか、見た目を取るか。 …味を取ります。私は。 いつか、味も見た目も満足なパンが焼けるといいなぁ。 |