152528 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

日常の小さな幸せ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

SunnyJune

SunnyJune

Freepage List

Category

Oct 18, 2007
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
詳細はフリーページに載せているのですが

私達の母親は

私が12歳、妹が10歳の時に

蒸発してしまい

私も妹も母親については

ボンヤリとしか思い出せません。



でも

今でもはっきり覚えているのは

私が何かモノを壊しても

母は怒ることは無かったのです。



「形あるモノはいつか壊れるんだから。」

と、サラッと言う母を見て

子供心に非常に罪悪感を感じましたね。



その言葉は大人になった今でも

私の中に残っていて

「形あるモノ」って言うのは

人間も含まれるんだなぁって

母が亡くなった時から

実感するようになりました。



人はいつか死ぬんだから。

仕方の無いことなんだから。

頭ではわかっているのですけどね。



「おばあちゃんって

 本当にイライラさせるような事ばっかり

 言ったり、やったり、してたよねー。」

なんて事を

うちの人に言ってみても

涙だけはハラハラと出てしまうので

困ったものですね。



祖母の事を考えても

涙が出るのですが

それ以上に

祖母の周りにいた人達の悲しみを考えると

辛いです。



亡くなった母方の祖母と

私の父親は

仲が良くありませんでした。



私はどちらかと言えば

父親寄りで

妹はどちらかと言えば

祖母寄りでした。



祖母にとって

孫は私と妹だけ。

息子が居るのですが

子供はできなかったのです。



彼女にとって

本当の身近な家族は

私と妹、彼女の息子、だけ。

彼女の息子にはお嫁さんが居るのですが

子供ができなかったので

祖母はこのお嫁さんとは

あまりお付き合いしたがらなかったのですよ。

(ね、イヤな人でしょ?泣笑)



いつもいつも

祖母は妹の事を心配してました。

私達家族の中で

一番歳が下だった妹は

いつも皆から心配されていましたが

特にこの祖母は

本当に本当に

彼女の事をいつも心配していました。



「あなたは強いから心配して無い。

 でも

 **(妹)は心配なのよ。

 二人しかいないんだから

 助けてあげてね。」

と、よく言われたものです。



私は父からも祖母から伯父からも

「お前は強いから、大丈夫」

と、言われ続けてきましたが

それは本当に私が強いからではなく

単に長女だったからだと思います。



妹は祖母に本当に懐いていて

今回の祖母の死は

妹にとっては非常に辛いものだと思います。



「おばあちゃんは今も

 私達の事を見守っていてくれているんだよ。

 また、いつか会えるんだよ。

 昔はそんな話を聞いても

 何言ってんの?くらいにしか思わなかったけど

 今なら、それがわかるよ。」

と、電話先で泣きながら言う妹。



私はまだ宗教が必要なほど

苦しい状況に陥った事が無く

いまだに

「人は死んだらオシマイ。

 だから、今をがんばろう。」と

私は思っているのですが

…ウンウン、と頷きながら

彼女の話を聞いていました。



彼女は今年の夏

ちょっと落ち込んでいて

祖母に電話したり会いに来る事が

頻繁にはできなったそうです。



さらに伯父(祖母の一人息子)は

今年の夏に心臓発作を起し

カルーテルを入れる手術をしていたそうです。

心配をかけたくなかったら

奥さん以外には内緒にしてあったそうです。



そんな事を知らない祖母は

毎日のように会いにきていた息子が

急に来なくなったのは

仕事が忙しいんだろう、と

妹に電話で言っていたそうです。



妹は祖母が寂しい思いをしていたのではないか

いつもは頻繁に遊びに行っていたのに

どうして今年の夏に限って…

と、自分を責めています。



…切ないです。

私達は今年の春に

日本から米国に引っ越してきました。

夏の間も伯父、祖母、妹、父親とは

ちょこっと電話で連絡を取っていたのですが

そんな状況だったなんて

気が付きもしませんでしたよ。

皆、ひとりでがんばっていたんだなぁ。



そう言えば

私は2週間ほど前に

祖母に電話をしたのですよ。

うちの娘(6歳)に向かって

祖母は大きな声で元気一杯に

長い事おしゃべりをしていました。



長いおしゃべりの後、

私が電話に出ると

「今年の夏から訪問看護に来てもらっているのよ。

 一回来てもらうのに6000円もかかるの。

 もったいないわよね。」

と、祖母は悔しそうに言ってましたよ。



「おばあちゃん、

 お金なんて今のうちに使っちゃわないとダメよ。

 死んでまで持っていけるものじゃないんだから。

 そんな事くらいでケチケチしないで。」

と、笑いながら私は答えたのですよ。

……。



いつも私の日記は

話がまとまらないのですが

今日の日記は

特にまとめられなくて



まとめられないままですが

とりあえず

こうやって残しておこうと思います。

これが今の私だという事で。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Oct 19, 2007 04:28:31 AM
コメント(8) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


いろいろあるのが人生なんですよね。   SHIMAママ さん
何があっても大丈夫というところまで近づいていますよ。ひとつづつ乗り越えていく事ですよね。乗り越えなければまたやってきますもの、時間をかけて乗り越えた分だけ人間は強くなれます。強い人は本当の弱さと悲しみを知っている人であることに間違いないのですから・・・ (Oct 19, 2007 07:51:09 AM)

Re:いろいろあるのが人生なんですよね。(10/18)   SunnyJune さん
SHIMAママさん
>何があっても大丈夫というところまで近づいていますよ。ひとつづつ乗り越えていく事ですよね。乗り越えなければまたやってきますもの、時間をかけて乗り越えた分だけ人間は強くなれます。強い人は本当の弱さと悲しみを知っている人であることに間違いないのですから・・・
-----

ありがとうございます。
たった今、妹から電話がありました。告別式の会場で彼女の一人息子(2歳)が騒がしくするので、席を外しているとの事でした。

式には妹の知らない祖母の田舎の人たちがたくさん来ているよ、との事でした。

伯父の奥さんから式の準備で何かを妹は注意されたらしく「今まで家族の中で一番下で、いつも甘やかされてきたから、こういう時にどうして良いかわからなくて困っているよ。」と、悲しげに笑ってました。
妹にばかりこんな思いをさせて、罪悪感で今は一杯です。 (Oct 19, 2007 11:51:04 AM)

Re:人はいつか死ぬんだから。2(10/18)   ぜん さん
ちゃんと話は伝わったから心配ないですよ
私も最近自分の将来?生涯?寿命について考えてます
いつまで生きられるかわかったら設計がしやすいのに・・・  ずっと頑張って仕事ばかりじゃダメだなって思ってるのです  本当の幸せってなんだろう?とか色々考えちゃってるオジサンです (Oct 19, 2007 04:54:38 PM)

Re:人はいつか死ぬんだから。2(10/18)   ミラりん さん
(コメント書ける様にしてくれて有り難うね)
ウチも今年身内が、2人亡くなりました。。。
上手く言えないんだけど、人は「死」と言うものを経験して、
亡くなった人の事を忘れないんではないでしょうか?
でも、我々仏教徒は、あの世とこの世は、地続きだと言いますよね?(アレ?違ったっけ?)
どんな事でも、亡くなった人の事を事ある毎に想い出してあげる事が、供養になるそうですよ。(「高野山」の坊主が言ってました) (Oct 21, 2007 05:08:08 PM)

死んで欲しい人はいない   ペンギン1655 さん
ぺんぺんもずっと父親が嫌いで『死んで欲しい』と思ってました。実際、そういうことを思うこと自体、悪いことだと思うんだけど、それほど嫌ってた人でした。でも、実際亡くなってしまうと、嫌なことを思い出そうとはせずに、自然と楽しかったことを思い出しちゃうんですよね。

身内が亡くなったら、大抵、『〇〇してあげればよかった』と思ってしまうんだけど、逆を言ったら、後悔しないほうがおかしいのではないかなぁと思う。いろいろしてあげたかったけど、全部してあげられるほど、自分にも相手にも時間がないし、余裕もない。『してあげたかった』ことがあるだけ、マシなんじゃないかなぁ。愛があったということで。ってぺんぺんは今では理解してるけどね。 (Oct 22, 2007 03:04:25 PM)

Re[1]:人はいつか死ぬんだから。2(10/18)   SunnyJune さん
ぜんさん
>ちゃんと話は伝わったから心配ないですよ
>私も最近自分の将来?生涯?寿命について考えてます
>いつまで生きられるかわかったら設計がしやすいのに・・・  ずっと頑張って仕事ばかりじゃダメだなって思ってるのです  本当の幸せってなんだろう?とか色々考えちゃってるオジサンです
-----

一家を支えるお父さんは大変だと思います。
祖母が危ないと連絡が入る直前、うちの人の首の後ろにゴリゴリとしたモノができたのですよ。
結局、リンパ腺が腫れていただけのようですが、祖母の件もあったので「うちの人もいつかは死んでしまうんだよなぁ」と悲しくなりました。 (Oct 24, 2007 02:23:19 AM)

Re[1]:人はいつか死ぬんだから。2(10/18)   SunnyJune さん
ミラりんさん
>(コメント書ける様にしてくれて有り難うね)
>ウチも今年身内が、2人亡くなりました。。。
>上手く言えないんだけど、人は「死」と言うものを経験して、
>亡くなった人の事を忘れないんではないでしょうか?
>でも、我々仏教徒は、あの世とこの世は、地続きだと言いますよね?(アレ?違ったっけ?)
>どんな事でも、亡くなった人の事を事ある毎に想い出してあげる事が、供養になるそうですよ。(「高野山」の坊主が言ってました)
-----

思い出すといえば、うちの娘も祖母がなくなった話を聞いて大泣きしてました。私が彼女くらいの頃に、私の祖父が亡くなったのですが、今でも彼の事は覚えているので、たぶんうちの娘も祖母の事は忘れないだろうなぁ、と思います。6年間だけでしたが、娘と日本に住む事ができたのは祖母孝行になった様な気がします。 (Oct 24, 2007 02:29:52 AM)

Re:死んで欲しい人はいない(10/18)   SunnyJune さん
ペンギン1655さん
>ぺんぺんもずっと父親が嫌いで『死んで欲しい』と思ってました。実際、そういうことを思うこと自体、悪いことだと思うんだけど、それほど嫌ってた人でした。でも、実際亡くなってしまうと、嫌なことを思い出そうとはせずに、自然と楽しかったことを思い出しちゃうんですよね。

>身内が亡くなったら、大抵、『〇〇してあげればよかった』と思ってしまうんだけど、逆を言ったら、後悔しないほうがおかしいのではないかなぁと思う。いろいろしてあげたかったけど、全部してあげられるほど、自分にも相手にも時間がないし、余裕もない。『してあげたかった』ことがあるだけ、マシなんじゃないかなぁ。愛があったということで。ってぺんぺんは今では理解してるけどね。
-----

もう、本当にその通りですね。死んで欲しいと本当に思う人っていないのかもしれません。どんな人にも縁のある人(血縁だけではなく)がいるわけで、誰かが亡くなれば、それを悲しむ人がいるわけで…。

今となってみると、6年間とは言え日本に住む事ができて良かったなぁ、と思います。

その反面、私達が引っ越してしまったから、一気に気が抜けてしまったのでは?と罪悪感もあるのですが…。 (Oct 24, 2007 02:33:04 AM)


© Rakuten Group, Inc.