声の病気
10月29日は、自分にとって特別な日になりました。↑ちょうど1年前、米子にある鳥取大学医学部附属病院にて。ここで、「痙攣性発声障害」と診断されました。症状としては、声が震えたり、詰まったり、出なくなる病気です。やっかいな事に、普通に声が出る時もあるので、理解されにくい病気でもあります。家にいる時や、独り言を言ってみると、普通に出るんですよ。一番症状がひどいのが、人前で喋る時。あと電話。また、騒がしい場所で人に話しかける時。職場でも症状が顕著です。声帯の病気ではなく、脳神経の病気だとか。ジストニアの一種とも言われていますね。声帯の動きを抑制し、症状を軽減する治療はあるみたいですが、元の声に戻るわけでもなく、声がかすれたり、大きな声が出せなくなるなどのデメリットを負うことになり、これで完治するという確立された治療法がないのが現状です。そういうことで、診断を受けたこちらの病院でも、治療はできないと言われました。発症からこれまでの歩みを、備忘録として残したいと思います。■2012年11月頃何となく声が出にくくなったことに気付く。あまり気にならない程度。■2013年1月頃喉を痛めて、内科を受診する。処方された薬で喉の痛みは治るが、声の出にくさは変わらず。(当時は風邪だと思っていたが、今思えば、無理した声の出し方で喉を痛めたんだと思う)■同年2月頃耳鼻咽喉科を受診する。カメラで声帯を診てもらうが、異常なし。■同年3月頃精神科を受診する。好転のきっかけになればと、精神安定剤を処方してもらうが、倦怠感がひどく仕事に支障が出るため、すぐに服用をやめる。■同年4月~10月声の出し方に問題があると思い、月4回のペースで約半年、ボイストレーニングに通う。しかし、改善せず。■同年10月29日鳥取大学医学部附属病院の耳鼻咽喉科に音声外来があることを知り、受診。ここで初めて「痙攣性発声障害」と診断される。■2014年2~3月鍼灸治療を試みる。約2ヶ月治療院に通ったが、効果なくやめた。その他、時期は忘れましたが、加湿器で喉を潤したり、緊張を和らげるお茶を飲み続けてみたり、漢方薬も試したりした時もありました。何をしてもだめなんで、最近は治療や病気のことを忘れて、声が出なくても、すべて受け入れようと、なるべく自然体でいられたらいつか治るのかな?なんて思うこともあります。ていうか疲れました。一時期、ブログで愚痴ったり意味深なこと書いたりして変に思われたかもしれません。すべて、この病気のせいです。そういうわけで、いつか治ると信じて、これからもこの病気と付き合っていこうと思います。