【秋篠宮ご夫妻 有田川町を訪問】
今日、和歌山市で開かれた第35回全国「みどりの愛護」のつどいへのご臨席と、地方事情のご視察のため県内を訪問された秋篠宮さまと紀子さまが、有田川町をご視察になりました。今回のご視察の最後の訪問地となったのは有田川町清水で、清水文化センターでは中山正隆町長らが秋篠宮ご夫妻を迎えました。有田川町の旧清水町は、紀子さまの曽祖父の出身地で、紀子さまがご成婚前に旧清水町を墓参りのために訪問されていました。その清水地区はぶどう山椒の産地として知られ、秋篠宮ご夫妻は鉢植えのぶどう山椒を前に、生産者の白藤勝俊さんとありだ農業協同組合清水営農センターの岩本康彦センター長から、ぶどう山椒や清水地区でぶどう山椒の栽培が始まった経緯などについて説明を受けられました。また、ご夫妻は、ぶどう山椒の実を手に取られ香りを確認されました。続いて、目の前に棚田が広がるあらぎ島展望所を訪問され、あらぎ島景観保全保存会の西林輝昌会長と妻の正子さんからあらぎ島の現状などについて話を聞かれました。あらぎ島は、大小54枚の水田が扇状に広がる棚田で、江戸時代初期に開拓されたままの姿で今も耕作が続けられています。今日は、棚田で子供たちが田植えをしていて、ご夫妻が手を振る姿も見られました。あらぎ島の視察が県内での最後の公式訪問となり、秋篠宮ご夫妻は2日間の日程を終え、東京へお戻りになりました。