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2005.06.07
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カテゴリ:留学-学習編
「留学生の感想」みたいなのを聞いてると、

「アメリカの学生は日本人よりぜんぜんできる」

「彼ら自分と同い年なんて信じられない。私よりずっと知識があるし、はっきりした考え方が出来てる」

と、「アメリカ人はできる」ということにびっくりするらしい。

私も、最初の授業の活発さにはびびったけど。

この、第一印象で植え付けられる劣等感の影響は大きい。ここで、育った文化が違うんだから、とか、オレは留学生だから、とか言って諦めてしまうと、「こいつらを打ち負かしてトップになる」っていう気持ちがなくなっちゃうんだよね。

突き詰めていってしまえば、アメリカと日本の学生の違いは「スタディースキルズ」の違いであり、能力は関係ない。

日本人は、情報収集が得意で、歴史的事実や数学の公式など、細かいとこはすごく良く知ってる。

アメリカ人は、自分のアイディアをまとめるのが上手い。アイディア自体はたいしたことなくても、それを表現するのに優れてる。

日本人にとっては、「アイディアを表現する」ということが、目新しいので、アイディア自体がたいしたことなくても感心してしまうのだ。

それに気がつけば、「な~んだ」と思えるんだけど、畏縮しすぎて周りのアメリカ人全てが優等生に見えるんだよね。特に留学初期。

そこで、留学生が勘違いしやすいのが「英語がもっとできれば…」
自分が劣等生なのは語彙や、発音や、会話能力が足りないからだ、と思ってしまうのだ。日本で「学ぶべきこと」と考えられている、典型的な分野である。

そりゃ、英語力は大事だけど、英語力と、表現力は別物であって、英語がアメリカ人並みに出来れば自分もクラスでの発表や論文が得意になるか、というと、多分否。

アメリカの学校では、アメリカの定規、つまり、「表現する」という尺度に沿って勝負しないといけない。

「英語力」は、「表現力」の一部であることは違いないけど、そこだけを伸ばしても、ぜんぜん違う方向に行ってしまう。

だったら、「表現が下手な生徒」として、出発し、下手な英語でもまずいアイディアでもいいから、他の(まずいアイディアの生徒と)生徒と一緒になって表現面での弱点を克服してくのが先決だと思う。

上手く表現しようと思えば、当然英語も磨かれるから、英語の上達は副産物として必然的についてくると思う。

じっさい、あちらの生徒もまずいアイディアを聞かされるのには慣れてるので、英語が下手だけどいい視点を持ってる生徒はちゃんとそれなりに評価してくれる。

まずは、自分に自信を持つこと。そして、アメリカのスタディースキルズを吸収することを優先すること。

「英語がネイティブ並みになったら、ディスカッションに参加してみよう」なんて思ってたら、一言も発言できないうちに帰国するは目になっちゃうよ。






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Last updated  2005.06.07 22:08:12
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