テーマ:★留学生活★(629)
カテゴリ:留学-生活編
海外旅行や留学で、日本ではふつーにやっている振る舞いをしたら深刻なトラブルに見舞われた、という話はよく聞く。
この間乗った飛行機の雑誌には、海外保険の宣伝記事で、 「ラスベガスのホテルに滞在中、寝ている子供を部屋に残して数時間カジノで遊んで帰ってきたら、子供は施設に引き取られ、夫は部屋にいた警察官に連行されてしまった」 という、ウソのようなホントの話が載ってた(なんで保険の宣伝かというと、そんな場合の保釈金もカバーしますよ、というものらしい。笑)。 読んだ時、そんなことする親は親じゃない、と憤慨したけど、よく考えたら日本だと子供の寝てるうちにちょっくら買い物、くらいは日常よくやってるよね。アメリカでは犯罪行為なのだけど。 (我が家は絶対しない。法がどうこうとか言うより、向かいの店に買い物に行って車にはねられたりしたら、鍵のかかった家の中に残された子供はどうなる??とか思うとまず出られない。) ウチの子は大丈夫とか、そういう感覚で済む話じゃないのだ。けど、そういう深刻さが、日本で育った私らにはいまいち理解できない。逮捕とか、事が大きくなって、初めて分かる場合が多い。 他に、自分が前科あるのも含めて、思いつくまま幾つか挙げてみると(主に学生が引っかかりそうなもの。国や州によって違う場合もあるかも) アルバイトやボランティアで、子供の面倒を見る際、その子の本名を周りに教えてはいけない。 岡崎玲子さんの、「レイコ@チョート校」でちょっと言及されてた。 ファーストネームだけならいいのかとか、その辺は分かりませんが。 例えば、ブログなんかで「今日はエイミーの誕生日だったので、幼稚園でパーティをしました」なんてのでも、ブログの書き手がどこの幼稚園で働いているかが分かるようだとそこからエイミーの素性が割り出され、プライバシーの侵害になる。 上のような記事ならまだしも、対象の子が障害を持っているとか、家族に問題があるなんてことを本名入りで書いたら訴訟を起こされる可能性大。写真掲載も気をつけるべし。 他には、著作権の侵害。 といっても、海賊版DVDを作成、販売とかではなく、自分のエッセイに他人の文章を流用とか、そういうレベルでも、日本では考えられないくらい重要視されてる。 (流用するな、ということではなく、引用ルールを徹底的にまもれ、ということらしい) 書籍やネットの文章を丸写しして自分の名前をつける、というのは、明らかにダメと分かるけど、ちょっとした文句を自分の文章の中に入れたりする場合もいちいち引用して、参考文献欄に入れておかないといけない。そればかりじゃなく、他人にタイプしてもらったり、スペルチェックやプルーフリーディングしてもらったものでもその旨を記すのが原則なんだそうだ。 (これは、石角 完爾氏の著作「アメリカのスーパーエリート教育」...と、自分も引用してみる。笑) 自分は、大学時代にTutorさんにエッセイチェックしてもらってたし、日本の文献を訳してデータとして使った際には引用の仕方が分からず「日本の新聞記事より」とか何とかカッコ書きしてごまかしてた気がしますが、あれはまずかったのですな(汗)。 これは、法律じゃないけど、大学によってはかなり規則が厳しく、成績、悪く行くと在席にも影響してくるので、ごたごた言われる前に要確認。 幾つか、とかいって、二つしか挙げてませんが、他にも喫煙とかセクハラとか、人権損害とか、いろいろある(前に務めていた会社では日本人上司が部下の頭を軽く小突いて組合が大騒ぎした例もあった)。困るのは、本人何の悪気もなくやってることなんだよね。違法だと気づくのは検挙された後、っていうのが、一番厄介。特に、タダでさえ言葉に不自由してて、時間的、経済的余裕もない場合、この手のトラブルはストレスもすごく膨らむ。 唯一のアドバイスは、「人と違うことはするな」なのかもしれない。 なんか、この場でもっといいことが言えればいいのですが(汗)。 「何気なしにこんなことしたらこんなトラブルに見舞われました」みたいな実話例を集めたサイトとかあれば、ぜひ紹介してください。そういう書き込みのできるページを作って欲しいという希望があれば、それも連絡してください。てか、手っ取り早く、下のコメント欄に事例を書きのこして、トラックバックとかリンクしてくれればもっとありがたいです(たまったら、そのうち独立ページかレポートにでもまとめるかも) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.25 01:41:36
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