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June 21, 2005
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腸炎で自宅療養している時に読んだ江国香織著「冷静と情熱のあいだ rosso」。そこで辻仁成著「冷静と情熱のあいだ blu」もいつか読み直そうと思ってました。

 就職活動終わってから1週間。なんなんだろう、この落ち着きのなさ。研究しなくちゃいけないんだけど自分ひとりでは手がつかない状況に追い込まれていて自分の無力さ。なんとか復帰したくてとりあえず今日も学校へ。通学中にちょっとずつ読めばいいと思っていたら往復で一日で読み終えてしまいました。

 確かに一度読んだ作品なんで早かったのかもしれないけど。そこまで通学に時間かけて学校行っているのに何してるんだろって感じですよね。ってことでbluについて書きます。


 ちなみに以前、映画とrossoについて書きましたので良かったらご覧になってください。

映画: http://plaza.rakuten.co.jp/justjuster/diary/200501300000/
rosso: http://plaza.rakuten.co.jp/justjuster/diary/200506100000/

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冷静と情熱のあいだ blu


あおいはもう戻ってこない。彼女はそういう女だし、ぼくだってそれを期待するような男ではない。人間には必ず、別れなければならない時がある。

例えば死別のような別れ……

ぼくとあおいはそんな別れをかつて持った。ぼくはもう彼女は死んでしまった、と思い込もうとしている。


あのとき交わした、たわいもない約束。10年たった今、君はまだ覚えているだろうか。やりがいのある仕事と大切な人。今の僕はそれなりに幸せに生きているつもりだった。だけど、どうしても忘れられない人、あおいが、心の奥に眠っている。あの日、彼女は、僕の腕の中から永遠に失われてしまったはずなのに―。切ない愛の軌跡を男性の視点から描く、青の物語。

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 この話では順正があおいと再会するまでの10年間の軌跡が書かれています。映画では順正とあおいの二人がメインだったんですが、bluでは順正を取り巻く人々の芽美、ジョバンナ、清雅、高梨の絡みが詳しく書かれています。特に芽美との関係が。

 この芽美は映画では単に順正にセフレみたいな感じでくっついているイメージしかなかったんですが、原作ではどんなにかわいく、どんなに順正を想っているのかが分かります。オレだったら芽美選ぶのにな。

 あおいが冷静と情熱のあいだのような女であることに対して、芽美は情熱そのものの女。いつでも感情をむき出しにしている。でも、それだけでいいじゃない、十分じゃない、ってオレは思ってしまう。


「その未来がどんなに最悪でも、順正といられるならいいのに。わたし誰にも負けないよ。誰よりも順正を愛せる自信があるんだもん。大人になるから。ねえ。もっともっと頑張って、もっともっと綺麗になって、そしてもっともっといい女になってみせるから。」


 心を打たれますね。そこまで想ってくれる芽美を振り切りあおいを想い続ける順正。本当に順正にとってあおいが全てなんですね。





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Last updated  June 22, 2005 12:27:05 AM
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