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テーマ:映画レビュー(889)
カテゴリ:外国映画
アメリカの名匠:アルフレッド・ヒッチコックが 1960年に制作した「サイコ」は実際の犯罪に基づいた ロバート・ブロック:原作のスリラー小説を 映画化した作品である。 アリゾナ州の不動産会社に勤めている女性のマリオン (ジャネット・リー)は隣町で雑貨屋を開いている サム(ジョン・ギャビン)と婚約していたが サムが別れた妻に多額の慰謝料を支払っている為 結婚出来ない状態でいた。 ある土曜の午後、銀行に会社の金である4万ドルを 収めに行ったマリオンは、この金があれば サムと結婚できるという誘惑に負けて隣町へ車で逃げた。 夜になって雨が降って来たので郊外の旧街道にある モーテルに宿を求めたマリオンは モーテルを経営するノーマン・ベイツ (アンソニー・パーキンス)に食事を誘われた。 ノーマンは頭が良く、神経質で母親の影響を 強く受けており、モーテルに接続している 古めかしい邸宅に母親と2人で住んでいた。 ノーマンが1号室にマリオンを訪れた時、 彼女は浴槽の中で血まみれになって死んでいた・・・ ノーマンは殺人狂の母親の仕業と見て 4万ドル共々に裏の沼に沈めた。 会社では月曜になって銀行に4万ドルの入金がなく 私立探偵アポガスト(マーティン・バスサム)に マリオンの足取りを洗わせていた。 マリオンの妹・ライラ(ヴェラ・マイルズ)は 姉がサムの家に行ったと思い彼を尋ね、 そこへ探偵のミルトンもやってきた。 2人ともサムの家にマリオンが来ていない事を知り アポガストはファーベル町とサムの家の間に モーテルの存在を知り、調査に出た。 そこでマリオンが確かにモーテルに寄った事実を掴み これから母親と会うという電話が アポガストからサムに掛けられてきた。 しかしアポガストは消息を絶ち アポガストの連絡を待つサムとライラの2人は 町のシェリフ(ジョン・マッキンタイア)から 意外な事を聞かされた。 その真実とは・・・ この映画は低予算、高収入という利益を上げており 不安定な心理状態と緊迫感が丁寧に演出され アカデミー賞にノミネートされるほどであった。 またモノクロながら凄惨な映像と音楽は 数々の作品において模倣され 特に円谷プロ作品「怪奇大作戦」の 第16話「かまいたち」では真空切断装置を使った 犯人の殺人動機不明という点という 物語作りに影響を与えている。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 【新品DVD】【5000円以上送料無料】サイコ/アンソニー・パーキンス[新品] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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