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2016.04.08
テーマ：アニメあれこれ(26120)
カテゴリ：名キャラクター
 大山倍達・伝を描いた梶原一騎：原作 「空手バカ一代」のテレビアニメ版で 主人公・大山倍達を様々な事情に配慮して登場したのが 架空の空手家・飛鳥拳（声：田中信夫）である。 太平洋戦争が終戦を迎え、敗戦日本の虚無感から ヤクザの用心棒となった飛鳥拳だったが 吉川英治：作「宮本武蔵」を読破して 最強の空手を追求するために山籠りをした。 しかし、実在する大山倍達は海軍の整備兵で 敗戦後は進駐軍を辻斬りのように叩きのめす。 ＧＨＱから追われる身となり、仕方がなく 山籠りで身を隠す事になった。 山籠りの厳しさと女性への欲望が蠢き 飛鳥は片眉をそぎ落とし、修行を続ける。 1947年に京都で開催された戦後初の 空手道選手権で優勝を果たし、 ここで寸止め空手をダンスと罵り フルコンタクトによる空手を追求する。 ここで有明省吾が弟子入りし飛鳥拳は 超人追求の第一歩として牛相撲の横綱、 雷電号と命をかけて対決した。 しかし、実在する大山倍達は大山は 千葉県で牛を合計47頭素手で倒し、 1954年、映画「猛牛と戦う空手」として公開される。 この時に俳優の待田京介が大山倍達に頼み込んで 弟子入りしている。 その後、飛鳥拳は柔道、剣道を相手に 他流試合、および技の受けのみの為に 道場へ訪れるが、その理由は熊と戦う為であった。 有明省吾の事故死によって自暴自棄となった 飛鳥は飲み屋でヤクザ相手に暴動を起こし ヤクザの顔面を砕いて即死させた。 この事により１年間は償いの為、空手から離れる。 実際は大山が赤坂で事件を起こしてしまい 謹慎の為、北海道に行っていただけである。 飛鳥はアメリカへ渡り、プロレスラー、 ボクサーと戦い、更に力道山と出会い空手を教えている。 その後、グレート東郷と共同し ハワイの王者タム・ライスを飛鳥は 三角飛び蹴りで勝利している。 そして飛鳥は世界中を様々な格闘技と戦い 旅をする事となりタイキック、カマキリ拳法、 カポエラ、サファーデ、更には地下プロレスで 帝王ロゴスキーと対戦し、勝利する。 飛鳥は中国で陳老師と出会い始めて敗北し 日本へ帰国後は道場を開き、ケンカ空手を 世に広めようとしていた。 実際の大山はアメリカへ遠藤幸吉と渡り マットでは空手の演武を行い試合には出場しなかったが 遠藤幸吉は異種格闘技戦について 実際に闘ってはいないと証言し ミツ山下という柔術家は大山倍達の異種格闘技戦を 見た事があると中村頼永に証言している。 また、タイへ遠征したという事実はあったようだが そこで試合をしたかどうかは未だに判明せず、 タム・ライスとの戦いは記録すら残っていないが 唯一の証言者としてライス本人が大山と戦ったと 日本来日の際にマスコミに語っている。 大山は陳老師らしき人物と出会ったらしいが これは師匠の船越義珍、曹寧柱らの事であり 太気拳の澤井健一の説もある。 その他の他流試合はなく、合気道（塩田剛三） ボクシング（ピストン堀口）ボディビル（若木竹丸） 柔道（木村政彦）合気柔術（吉田幸太郎）らと 親交があった。 道場は目白の自宅の野天道場を経て 池袋のバレエスタジオ跡の大山道場を建てている。 アニメ版独自のエピソードに登場する敵は、 ほとんど素行の悪い悪人として描かれている為、 ストーリーは空手対異種格闘技というよりも 勧善懲悪色が強いものとなっており、 飛鳥拳はヒーロー性を高めている。    にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村  【はじめての方限定！一冊無料クーポンもれなくプレゼント】大山倍達正伝【電子書籍】[ 小島一志 ] お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2016.04.08 23:06:54
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