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2022.05.26
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カテゴリ:シナリオ


新茶は暖かな九州地方から順に北上しながら摘まれていきます。桜前線と似ていますね。新茶の季節はズバリ!4月中旬から5月中旬。期間があいまいなのは地域差や環境差があるからです。オチャノキは、冬季に栄養分を蓄え、温かい春になると新芽として成長しますから、最初に採れるお茶にその栄養分がたっぷりと含まれています。新茶に多く含まれる成分で一番重要とされるのは、何といっても「旬の旨味」成分であるテアニン、グルタミン酸などのアミノ酸類の含有量です。お茶は春から秋にかけて4回収穫できますが、収穫が後になる程、茶葉に含まれる栄養分もアミノ酸含量もどんどん減っていきます。茨城県は関東圏では埼玉県に次ぐ第2位のお茶の産地です。県内には県最北に位置し、約400年の歴史を誇る最北限栽培地のお茶「奥久慈(おくくじ)茶」、県中央部の徳川光圀も愛したといわれる「古内(ふるうち)茶」、南西部で伝統の手もみ製茶法を守る「猿島(さしま)茶」と3つの茶産地があります。今回は太平洋側の茶産地として北限に位置する茨城県の3大銘茶の紹介です。

 

<茶葉の種類>

お茶は葉の発酵の度合い、方法によって「緑茶」「中国茶(烏龍茶)」「紅茶」に分類されますが、全て同じ葉から作られています。発酵が進むにつれて緑色が変化し、中国茶や紅茶などの茶色に変化します。

 

1.「緑茶」類(不発酵茶):茶葉を蒸したり炒ったりして加熱することで作られ

   るお茶。日本では発酵させずに、蒸してから揉み込みながら乾燥させること

   で茶葉の緑を生かす製法が多く、中国では釜煎り製法が多いです。緑茶は酸

   化を抑えた製法で、淹れたお茶は鮮やかな緑色です。

(1)煎茶:緑茶の代表格で生産量が多い種類。4月下旬〜5月に収穫され、一番茶

    は新茶と呼ばれています。カテキン含有量が多いのが特徴です。

(2)番茶:新芽が伸びて固くなった葉。一番茶と二番茶、二番茶と三番茶の間に

    刈取った葉のことです。煎茶より渋みが少なく、さっぱりとした口当た

    りです。

(3)ほうじ茶:番茶を強火で炒ったお茶です。焙じることで独特の香ばしさはあ

    りますが 苦みや渋みはほとんどなく、あっさりした味わいのお茶です 。

(4)玄米茶:茶葉に炒った米を混ぜたお茶。玄米とお茶の香り両方が楽しめま

    す。カフェインや渋みが少ないのが特徴です。 
(5)覆い茶(玉露茶、かぶせ茶):緑茶類の最高級品。新芽が23枚開き始めた

    ころ、ヨシズやワラで20日間ほど覆い(被覆栽培)、日光をさえぎって育

    てたお茶が「玉露」。光を制限して新芽を育てることにより、アミノ酸

    (テアニン)からカテキンへの生成が抑えられ、渋みが少なく、旨みが豊

    富な味になります。かぶせ茶は玉露よりも短い1週間前後の被覆期間で

    す。

(6)その他:

   ①玉緑茶:煎茶とつくり方が一部ちがうので、葉がクリッと丸くなって仕上

     がります。また、グリ茶とも呼ばれます。渋みが少なく、まろやかな味

     わいのお茶です。
   ②茎茶・棒茶:煎茶の中から細かい茶の若枝、茶葉の柄、新芽の茎、細かな

     粉などを集めたお茶です。
   ③粉茶;煎茶を仕上げるときに出る粉の部分のお茶です。水に溶けない成分

     もいただけます。鮮やかな緑色で、味も濃く出ますのでお寿司屋さんの

     「あがり」としてお馴染みのお茶です。

2.「中国茶」:(半発酵茶)烏龍茶は中国茶の一種。摘み取った茶葉を発酵させ、釜で炒って作られます。半発酵茶という名前の通り、途中で発酵を止めて作られます。香りが高いのが特徴で、一般的な烏龍茶は薄い茶色をしていますが、近年人気の台湾烏龍茶は緑茶と似たような色をしています。

3.「紅茶」(発酵茶):全発酵茶などとも呼ばれ、茶葉を完全に発酵させて作られます。淹れたお茶の色は褐色で、香りがよくダージリン、アッサムなど茶葉の種類も多くあります。インド、スリランカ、中国などは良質な紅茶の生産国です。全世界で生産されるお茶の8割を占めています。

 

<お茶の豆知識>

1.生産量ランキング(2020年度)・・・静岡県がついにトップを陥落しました。

   1位鹿児島県36.0%、2位静岡県34.2%、3位三重県7.3% ・・・16位茨城県

   0.3でした。ちなみに、鹿児島県(知覧茶など)、静岡県(清水茶・掛川茶

   など)、三重県(かぶせ茶生産量日本一)、宮崎県(釜入り茶が多い)、京

   都府(玉露茶が多い)が有名どころですね。世界ランキングでは1位が中

   国、2位インド、3位ケニア・・・13位日本です。

2.おいしいお茶(煎茶)の淹れ方:茶葉の量とお湯の温度へのこだわりがポイン

   ト。

 [1]急須に茶葉を入れて「4g」量ります:茶葉1gに対して必要なお湯の量は30ml   
   で
す。急須には4gの茶葉が入るので、一煎につき120mlのお湯が必要です。

 [2]70℃のお湯を用意します:カルキを抜くため、一度沸騰させて、ケトルの温
   度
調節機能で70度に保持したお湯を使います。
 [3]急須にお湯をゆっくり注ぎます

 [4]蓋を閉めずに 120秒待つ:この間に、二煎目のための80度のお湯を用意す
   る。

 [5]カップにゆっくりとそそぐ:これで美味しく頂けます。
 [6] 蓋をずらして熱を逃がす:二煎目、三煎目を淹れるまで、茶葉の熱を逃がすた
   

 [7]二煎目は80℃のお湯で10秒蒸らすだけでよい。;二煎目は渋味がでて、キレ
   が
感じられます。このお茶とお菓子を合わせて頂くのが良いです。

3.お茶の種類別生産量比較:普通煎茶が一番多く、番茶、おおい茶(玉露茶、かぶせ茶、)などが続きます。

4.お茶の栄養価と効能:お茶は私たちの健康をサポートする飲み物です。

①カテキン(ポリフェノール):お茶の主成分で苦みや渋みをもたらします。

  煎茶に多い。強い抗酸化作用で生活習慣病の予防に期待されています。

②カフェイン:苦みをもたらす成分です。玉露や上級煎茶に多く含まれます。

  中枢神経を刺激して頭をすっきり。また、利尿作用もあります。

③テアニン(アミノ酸);お茶に含まれるアミノ酸のうち半分以上を占める成

  分です。玉露や抹茶に多く含まれる。脳の神経細胞に作用してリラックス

  効果あり。

④ビタミン類:特にビタミンCが多く、他ビタミンEAなどが含まれていま

  す。お茶に含まれているビタミンCは、カテキンに守られ熱に壊れにくい
    で
す。

 5.お茶の保存方法

緑茶・紅茶などの茶葉は常温・冷蔵・冷凍保存ができます。低温で保存する方が変質防止に効果的です。匂いの強いものと一緒に保存しないよう注意して下さい。

 

<茨城県を代表する3大銘茶>

茨城県にある歴史と文化に彩られた三つの茶産地(奥久慈茶、古内茶、猿島茶)。それぞれの産地は、固有の歴史や文化に彩られ、品質面でも全国の他産地に引けを取らない味と香りがあります。
 

1.「奥久慈茶」:茶摘み時期は静岡より1か月遅く、5月中旬から6月中旬までの

    間に行われます。1番茶の収穫は、手摘みで多く行われ、2番茶の収穫は機

    械での刈り取りが多くなっています。どのお茶工場も今では機械による製

    法で煎茶、茎茶、粉茶などに分類され販売されます。その中でも、昔なが

    らのお茶の製法として、手もみ茶があります。お茶摘みから、蒸し、も

    み、乾燥まで全て手作業で行い、焙炉(ほいろ)という台の上でもみは
    3
間ほど行われ、仕上がったお茶のその形は針のようによれ、光沢は緑
    黒
く、なぜか磯の味がします。どれを見ても機械茶より優れ、お茶の高級
    品
として扱われています。手揉みを行っているのは、地元の大子町茶手揉
    み
保存会の方々で、昔ながらの製法を今に伝えようと、今から約30年前か
    ら
行っています。奥久慈茶を栽培している農家数は、現在で約500件ほど
    で、
栽培面積は119ヘクタール、製茶の年間生産量は120トンとなっていま
    す。
奥久慈の里公園の施設ではお茶の手もみ体験や茶室での本各的な抹茶
    ・煎
茶体験ができます。

2.「古内茶」:最大の特徴は「一番茶のみの生産」で、ゆたかな香りと渋み、甘
みが特徴で、かの水戸光圀公もその味と香りを愛したとされる逸品だとい
うことです。城里町古内地区は、山に囲まれた地形になっています。一日
の寒暖の差がはげしく、夜から朝にかけて、冷え込みます。その中を藤井
川の清流が流れているため、たびたび川霧が発生します。このことによ
り、茶畑は霧に覆われ太陽光が適度に遮られることにより茶葉のうま味が
つくられるといわれています。後味もすっきり・甘みと苦味のバランスが
ほどよいお茶です。JA水戸古内茶生産組合は、昭和47年に結成されました。現在、組合員は11名で、約11ヘクタールの茶が作付けされています。
組合員の経営形態は、自園・自製・自販の茶業経営が中心であり、 組合
では、毎年5月に審査会を開催し、各組合員が持ち寄った製品を価格ごと
に審査し、古内茶としての品位の維持に努めています。     

3.「猿島茶」:伝統の手もみ製法を守るのが猿島茶です。手揉みにより製茶された葉は、お湯を注ぐことにより再び葉本来の若葉の形をとどめ広がります。色は透き通った金色をし、手揉みならではの、甘みと旨味の余韻が楽しめます。手もみ茶の製法は蒸し製で、烏龍茶や紅茶の発酵製法とは異なります。その製法は「蒸し→揉捻→乾燥→荒茶」という流れが工程の基本です。江戸時代後期から猿島郡にて栽培がはじまりました。安政6(1859)には海外に初めて輸出され、生糸と並んで重要な輸出品目だったのです。県南西部の猿島地方(古河市、坂東市、常総市、境町、八千代町など)の平坦地で栽培され、ほどよい渋みと水色の濃いのが特徴とされています。 江戸時代から利根川を使った物流の要衝の地に生まれた銘茶として、その多くが江戸に運ばれ、下総国の名産品として歴史を刻んできました。現在は深蒸し製法が主流となり、個々の生産者は自園・自製・自販する茶業経営を展開しています。

 

是非、茨城県の3大銘茶をご賞味あれ!

 

<飲むだけではもったいない。「緑茶」を食べよう!身体が喜ぶ「緑茶」レシピ>

緑茶には、抗酸化作用などで知られるカテキンのほか、必須ビタミン&ミネラル、食物繊維など、私たちの身体に嬉しい様々な栄養素が含まれています。なかには、水に溶けにくく、お茶として飲むだけでは十分に摂取できない「脂溶性」のものも。そこでおすすめなのが、茶葉を食べる方法です!とはいえ、茶葉をいきなり食べるのはハードルが高いですよね。そこで緑茶を無理なくおいしく食べられる、おすすめのレシピをご紹介します。茶葉はそのまま使っても、お茶として飲んだ後の茶殻を使ってもOKですよ。紹介されていたレシピの一部を転記します。

 

  1. ワカメとお茶のふりかけ:茶葉は粗めにすりつぶしてから使いましょう。

  2. 塩もみキャベツのお茶っぱ白和え:茶葉を入れると、お洒落な味になるのです。

  3. 茶葉でほろ苦和風ペペロン:素敵な香りの和風ペペロンチーノができます

  4. 白身魚のグリル 緑茶と味噌のチーズソース仕立て:相性は非常に良いです

  5. 黒豆のほうじ茶パウンドケーキ:ほうじ茶をつかったレシピ

  6. お茶殻のれんこんきんぴら:茶殻を材料とあわせて炒めるだけ

  7. お茶をいれた後の緑茶葉おにぎり:茶殻を捨てるのはもったいない

  8. 茶殻入りハンバーグ:肉の臭みを取ってくれて美味しいハンバーグになります

  9. 茶殻入りパウンドケーキ:子どもたちにも喜ばれる






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最終更新日  2022.05.26 08:07:51
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