壁紙自然派

　暮れなずむ男鹿半島の戸賀湾です。

　眺望の良い八望台からの眺めです。

　陽が暮れて３０分ほど経っていますが、水平線上の空はまだ赤味が残っています。


　手前の小さな湖沼はマール湖と呼ばれる二の目潟です。

　すぐ近くには一の目潟、三の目潟というマール湖もあります。

　マールとは爆裂火口のことで、非常に珍しい火口湖です。

　戸賀湾は半円形をしていますが、実はここも四の目潟と呼ばれる火口で、海とつながった火口湾なのです。

　いにしえの火山の爆発によって、この神秘的な美しい景観が生成されたのでした。





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　八望台でこの時間帯まで写真を撮っていたのは、私のほかには仙台から来たというもう一組の夫婦だけでした。

　夫がカメラを操作し、妻はそのアシスト役を務めているのでした。

　中判カメラ主体で撮っていて、デジカメはやっと最近はじめたばかりといいます。

　よくよく聞くと、最近発売された写真雑誌「日本の絶景・東１００選」に多数の作品を提供している武藤守さんという方なのでした。

　この雑誌は私も購入していて、撮影の参考にしています。

　秋田県の郷土写真家・千葉克介さんも作品を提供しています。

　いい方と巡り合った一日でした。




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撮影地地図








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