カテゴリ:自然
女神山(956m)に登ってきました。
奥羽山脈の岩手県と秋田県の県境にある山です。 秋田県側の美郷町から登れないこともないようですが、登山道が整備されている岩手県側の西和賀町からのコースを辿りました。 駐車場に着いたのが9時40分頃。 滝を撮影してから登っても正午には下山できるだろうと安易に考え、入り口の登山届には下山12:00と記入。 これが大きな間違いでした。 隣りの黒森山(763m)と大して違わない山だろうと、事前に調べもせずに安易に考えていたのです。 なんと1,000m近い標高だとは山頂に達して分かりました。 以前にも登った山なのですが、20年近くも経っているので、すっかり忘れていたのです。 白糸の滝と姥滝の撮影を終え、登山道に戻って山頂を目指しました。 すると、いきなりの急登です。 傾斜はスキーのジャンプ台を上っているのではないかと錯覚するほどでした。 鳥海山登山の疲れが完全に回復していなかったようで、足が思うように上がりません。 滝撮影用にと重いカメラと三脚を背負っていたので、それも体にこたえます。 あえぎあえぎ登って、やっと傾斜が緩くなった辺り、稜線から大きく反り出ているブナの古木を見つけました。(写真1枚目) 周囲の雄大な風景も望めます。 しかし、外の景色が見られたのはここが最初で最後でした。 後はガスに包まれ、視界は悪くなるばかりでした。 山頂はおろか、直下の分岐点手前でもう正午に達したので、そこで昼食としました。 コースの分岐点から山頂までがまたまた急登です。 私を、短パンの若者2人が私を追い越していきました。 間もなく見上げると、山頂から戻り掛けた彼らが見えます。 「ここが山頂だよ。」の声に、「やっと山頂か。」と、救われた気持ちになりました。 彼らは下りず、真昼岳への稜線方向に消えていきました。 息せき山頂に達した時、時刻は正午を30分過ぎていました。 正午まで下山するなんて、なんておろかな計画だったことか。 深く反省した自分なのでした。 山頂はごらんの通り木々が生い茂って見晴らしは良くありません。(写真2枚目) 真昼岳への縦走コースに少し入れば展望が開ける場所があったようでしたが、私は寄り道せずに下りました。 ガスの中では、そちらへ向かっても、たぶん視界は開けなかったでしょう。 壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする 壁紙をDLする カレンダー入りの壁紙をDLする お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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