テーマ:海外旅行(7026)
カテゴリ:海外
パンで出迎えしてくれた民族服姿の国後(くなしり)島のご婦人です。 訪問団が昼食交流会場に入ろうとしたときの出来事です。 一人一人がパンをちょっとつまみ、塩を付けて口に入れてから入場するのです。 ロシアでは、歓迎のあかしとして、パンと塩を女性が盆に載せて迎える習わしがあるのでした。 その所作は何を意味するのでしょうか。 るいネット「ロシア人の市民生活の中に見る共同体性」にその訳が次のように記されています。 『「パンと塩」は歓待のしるし 「歓待」を意味するロシア語「フレープ=ソーリ(パンと塩)」はロシアの社会関係を考える上で、きわめて重要な言葉である。 「パンと塩で迎える」とは最大級の歓迎のしるしであり、「ともにパンと塩を食べる」とは同じ釜の飯を食う、「パンと塩を忘れる」とは恩を忘れるという意味である。食卓で「パンを塩を」と言われれば、「もっと召し上がれ」ということ。 そして、現在もなお、広く行われている風習は、タオルの上に文字どおり大きな丸パンとその上に塩をのせて差し出すというもので、これは最も尊敬すべき客人を心から暖かく迎えるべく、客に対して恭順の気持ちを示す大切な儀式である。 』 われわれ北方領土訪問団員を心から歓待してくれたよいう訳です。 そのパン、実に美味しくて、もっと多くつまむんだったと、よこしまな考えがよぎりました。 似たようなパンを、国後島の店から土産に買って帰った私なのでした。 昼食会で最初に出されたボルシチです。 ロシアの定番料理ですが、これも日本人好みのいい味でした。 昼食会場の調理室をスナップしました。 この日のメニューの一つ、ロシアの水餃子ペリメーニを一生懸命調理しているところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/08/02 06:59:23 PM
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