大和、野村の注目株、三菱ケミカルの上げが続いてます
2011年1月11日(火)多くの外人投資家は1月11日から売買再開すると前に書いたかと思うけど、やはり今日から増えているね。大和、野村の注目株、三菱ケミカルの上げが続いてます。野村のアナリストが先日テレビでとりあげていたし、確か野村の海津氏(調査のヘッドで野村のチーフストラテジスト)も三菱ケミカルの名前を出していたね。野村の今年の注目株なのでしょう・ ======================== 三菱ケミカルHD (4188)588 +11 証券会社の動向。 1.確か珍しく野村のサイトで動画サービスでも推奨してたような気がします。 2.大和のアナリストが買いに。2010年9月6日付けレポート 「投資判断を「買い」へ引き上げ 2→ 1へ (強気の買い推奨。) 2010 年度営業利益2,150 億円を予想」 目標株価はそのときの株価の4割上の600円。(BPSは504円) 理由は 1)MMAモノマーやPTAのスプレッド拡大、FPD関連製品(LED用導光板向け PMMA、光学用PETフィルム、偏光板用ポバールフィルム等)の拡販を牽引役に、 大和証券では、10 年度営業利益を、会社計画1,560億円に対して2,150 億円と予想 すること、 2)三菱レイヨン(3404)へのTOBや、石化系事業を中心とした不採算品からの撤退・ 規模縮小によるエチレンセンター再編など、攻めと守りのメリハリの利いた経営戦略を 繰り出すことで、事業ポートフォリオ転換のスピードが加速していること、など。 結果として10月末から上昇開始。見事でしたね。 3.三菱UFJ証券のアナリストもレポート(12月8日) 目標株価は 610円。遅いねこのアナリスト(中原氏) しかも中期計画の数字のことを書いただけ。ちとひどい。・ 会社の発表内容: ●2016/3 期営業利益目標は4,000 億円(新規M&A 分700 億円含み) 三菱ケミカルホールディングスは12月8日新中期経営計画「APTSIS15」 を発表。計数目標として営業利益4,000 億円(新規M&A 分700 億円を 含む)が提示され、その成長と創造を実現するため、 ●5 年間で1 兆円の設備投資と7,500 億円のR&D 投資を行うと発表。 ●これにより11/3 期会社営業利益予想の2,030 億円に対し2 倍の水準 である4,000 億円の達成を狙う計画。 ●中間地点の2013/3 期営業利益目標として2,300 億円 計画の話だけで買いにいくのは危険。もう少し具体的な 計画。達成までの道筋がほしいね。 三菱UFJ証券のアナリストはレベルが低すぎて話にならない。 ============================ 三菱ケミカルHD (4188)588 +11 この会社の最強の部分。(大和のアナリストコメント) ●LEDを搭載した液晶TVの大型サイズ・ハイエンド品では三菱レイヨンのPMMA が独占状態。LED化の急速な進展に生産能力が追い付かず、導光板が、LEDを搭載した大型液晶TV製造のボトルネックになっています。 ●PMMA の旺盛な需要を裏付けに、MMAモノマーのアジア市況は足元において、史上最高値($2,450/t)近辺で推移。ルーサイト(米)買収に伴い三菱レイヨングループのMMAモノマーの生産能力シェアは4割弱で世界首位、MMA 等の自家消費分を除いた年間85 万t 程度の外販量を有している。MMAモノマーのアジア市況は春先以降、急ピッチで水準を切り上げており、連結決算上、ルーサイト(決算期は12 月)の10 年4-6 月期決算を取り込む2Q以降、三菱レイヨンのMMAチェーンの収益貢献が拡大しそうです。 ●日本合成化学工業(4201)の子会社化を通じて、FPD分野で世界シェア1位(導光板向けPMMA)・同2位(偏光板用ポバールフィルム)の製品を戦列に加えた。三菱樹脂の手掛けるPETフィルム(光学用途で世界シェア首位)や三菱化学が展開する蛍光体(赤色は独占状態)、カラーレジストなど既存製品とのシナジー効果により、FPD関連部材の15 年度売上高を1,700 億円(09 年度実績:774億円)まで引き上げる ========================