ファナックを売りだと書いて二日後にぬけぬけと買いだと言ったアナリスト、「目標株価は15800円から21500円に」変更。
2014-04-16(水)朝配信。 ファナック(6954) 17910(+45)あの二日で売りから大幅な買いに変更したアナリストのレポートが出てきました。まれにみるひどい奴。会社のディスクロージャーは日本最悪に近いからしょうがないか。X証券の某アナリスト。投資判断:売りから買いに二段階変更。目標株価は15800円から21500円に変更。●4月10日の引け後に発表された3月の工作機械受注額より、当社のロボドリル受注がこれまでの想定を大きく超える水準まで拡大していると判断、15/3期のX証券営業利益予想を前年比43%増の2,325億円まで上方修正し、投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」へと二段階引き上げを行う。●我々は当社業績が15/3期に過去最高益を更新する可能性が高いと考えている。これまで、我々はアップル関連投資は季節要因が強いため、旧正月明けから増加した受注は春先にピークとなり、夏以降は受注が減速すると予想していたが、3月の高水準の受注はアップル向けだけでなく、それ以外の大手スマホメーカーがハイエンドスマホのひとつとして金属筐体加工の本格採用に乗り出した可能性があるとみている。●ローエンド・ミドルエンドに強い新興国スマホメーカーが収益性の高いハイエンドスマホ市場を狙って金属筐体加工に乗り出す例は台湾HTCなど一部に限られていたが、今後は大きく市場が拡大する局面に入る可能性が高いだろう。なお、各社へのヒアリングを行った後、さらに詳細についてレポートする予定である。●14/3期営業利益は会社予想1,478億円に対して1,630億円と上振れを予想する。また、15/3期営業利益予想は従来の2,150億円から2,325億円(前年比43%増)へ引き上げる。15/3期はこれまで低迷していたロボマシン部門の回復が業績拡大に寄与すると予想する。● X証券の業績予想上方修正および株式市場のリスク・プレミアム変化を踏まえ目標株価を15,800円から21,500円へと引き上げ、投資判断は「アンダーパフォーム」から「買い」へ引き上げる。新目標株価21,500円は15/3期 X証券予想ROE13.1%に基づき、機械セクターのROEとPBRの回帰分析を用いて適用PBR3.28倍を算出し、15/3期予想BPS6,564円を乗じた。●カタリストは、(1)スマホ業界での金属筐体採用の増加に伴うロボドリル需要拡大、(2)工作機械受注回復によるCNC装置需要の増加、など。リスクはアップル関連設備投資の変動、工作機械需要変動、など。**********************************************************************