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テーマ:野鳥好きっ♪(15913)
カテゴリ:識別について
ホームグランドの手賀沼沿岸や茨城県稲敷市周辺、河川敷や埋立地などで 見かけるウグイス科のセッカの雌雄の識別について質問をもらいました。 ある図鑑を見ると雌雄同色で尾羽は丸尾で軸斑が黒く、先端は白いと記されていた とのことでした。 上田(2006)は、セッカの生態、生活史、羽色、生態について知見や文献で記述 されている内容を整理し報告しています。 その中で雌雄については、つぎのように述べています。 「繁殖期のオスの頭部上面は一様な褐色であるのに対し、メスの頭部上面は 淡い褐色の地に黒褐色の縦班が存在するため、一見してザクザクした感じになる。 この縦斑はメス幼鳥ではよく目立つが、成鳥ではいくぶん不鮮明になるので注意が必要。 またセッカでは中央の2枚を除く、10枚の尾羽の先端部に白色部があらわれるが、 この白色部分がオスでは鮮明であるのに対し、メスではかすかに褐色がかっている」 茨城県稲敷市浮島で2020年5月に観察した個体を見ると、たしかに尾羽先端部に 白色が現れています。これに対して、2016年7月に浮島で観察した個体の尾羽先端部 をみると褐色がかっています。 (引用文献) 上田恵介.2006.生態図鑑.セッカ.Bird Research News Vol.3 No.5.p2-3. バードリサーチ. (写真)2020年5月3日茨城県浮島で撮影、2016年7月10日茨城県浮島で撮影
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最終更新日
2022.06.25 18:46:54
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