|
テーマ:野鳥好きっ♪(15836)
カテゴリ:識別について
2024年4月26日(以下4月と表現)にミゾゴイ成鳥、2月29日(以下2月と表現)にミゾゴイ若鳥を首都圏の異なったフィールドで観察しました。観察した特徴を整理してみました。ご参考になれば幸いです。 (1)成鳥と若鳥の目先の裸出部について 1枚目から3枚目は4月に観察した成鳥個体です。 目先の色は青色で、上面が赤褐色、下面は黄褐色で黒褐色の縦斑がありました。 4枚目は2月に観察した若鳥個体です。 目先は少し黄色がかった褐色、上面は赤褐色、下面は褐色で黒褐色の縦斑がありました。 また、嘴は上嘴・下嘴ともに黒色には変化していない状態でした。 白石・石井(2019)が繁殖期は上嘴・下嘴の色が黒色に変化したとしていることおよび本格的な換羽が個体にもよるが翌年の 5月頃からと記していることを考えると生後1年から2年にかけての個体ではないかと考えられます。 (2)成鳥と若鳥の目先以外の比較 ・4月の個体では頭上は赤褐色、2月の個体は頭のてっぺんが少し紺色がかっていました。 ・川上(2013)が記している脚の前側が黒色で後側が黄色の点については確認できませんでした。5枚目の画像をご覧ください。 ・4月の個体では上面が赤褐色、雨覆付け根付近がチョコレート色、下面は黄褐色で黒褐色の黒い筋模様(縦斑)がありました。2月の個体では翼に白と黒の斑が点在し、顔にまだら模様が見えていました。 ・川上(2013)が述べている翼に黒い部分があるとの点については確認できませんでした。 (引用) 川上和人.2013.ひっそりと暮らす里山の忍者ミゾゴイ. Toyota Technical Center shimoyama.トヨタ自動車.p3. 白石利郎,石井裕之.2019.ミゾゴイの羽衣による年齢推定と繁殖期における色彩変化 第66回動物園技術者研究会(口頭).横浜市繁殖センター研究事業報告書.発表資料p4
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.27 12:48:22
コメント(0) | コメントを書く
[識別について] カテゴリの最新記事
|